レベル1 神の偉大な人々 アーカイブ

新約聖書に出てくる信仰の人 : 使徒パウロ

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新約聖書に 出てくる 信仰の 人:使徒パウロ

パウロ:いつまでも 存続する ものは、信仰と 希望と 愛と、この 三つである。このうちで 最も 大いなる ものは、愛である。*1*

 パウロは 自分の ことを 「月足らずで 生まれたような 者」と 言っています。それは、彼が 使徒に なったのは、イエス様が 死んで よみがえられた 後だったからです。*2*

 それどころか、パウロは、イエス様への 信仰を 告白して 人生を イエス様に ささげる 前は、イエス様に 従う 者たちを 迫害する 中心人物の 一人でした。そして、最初の クリスチャン殉教者 ステパノが 石で 打ち殺される 場にも いたのです。*3*

*1* 第一コリント13:13

*2* 第一コリント15:8-9と*3* 使徒行伝7:54-60を 読んでみましょう。

 パウロは、人々(主に ユダヤ人や ギリシャ人や ローマ人)に イエス様の ことを 伝えるため、小アジア中を 旅し、さらに ローマにも 行っています。パウロは 大勢の 人々の イエス様への 信仰を 勝ち取り、行った 先々で 信者の 群れを 築きました。

 使徒行伝には、パウロの 宣教旅行の 様子が、最後の ローマに 行くまで 記されています。

 新約聖書の 大部分は、パウロが 信者に 書き送った 手紙から 成っています。それらの 手紙には、ローマ人への 手紙、コリント人への 第一の 手紙、コリント人への 第二の 手紙、ガラテヤ人への 手紙、エペソ人への 手紙、ピリピ人への 手紙、コロサイ人への 手紙、テサロニケ人への 第一の 手紙、テサロニケ人への 第二の 手紙、テモテへの 第一の 手紙、テモテへの 第二の 手紙、テトスへの 手紙、ピレモンへの 手紙が あり、おそらくは ヘブル人への 手紙もでしょう。

 パウロの 手紙を 勉強すれば、わたしたちも、イエス様に 従うことについて たくさん 学ぶことが できます。

 注:パウロは、新約聖書で サウロとも 呼ばれています。ヘブル語での 名前は サウロで あり、ギリシャ語での 名前が パウロに なります。

新約聖書に出てくる信仰の人 : 使徒 マタイ

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新約聖書に 出てくる 信仰の 人:使徒マタイ

 マタイによる 福音書の 第9章 9節を 読んでみましょう。マタイが イエス様に 従うために、取税人の 仕事を やめたことが 書かれています。

 昔 イスラエルでは、取税人は 同国人から きらわれていました。けれども イエス様は、ご自分に ついてくるようにと マタイを 招かれ、彼を 12使徒の 一人に されたのです。

 後に マタイは、マタイによる 福音書を 書き記しました。新約聖書に おさめられている 四つの 福音書の 一つです。

 マタイは、イエス様が たった 数ひきの 魚と 少しの パンで 何千人もの 人々を 養った お話を 2回 書いています。それらの お話を、マタイによる 福音書の 第14章 13-21節と 第15章 32-38節で 読んでみましょう。

 君は、イエス様と いっしょに いた 12使徒の 名前を 言えるかな? (マタイによる 福音書の 第10章 1-4節を 読んでね。)

新約聖書に出てくる信仰の人 : 使徒トマス

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新約聖書に 出てくる 信仰の 人:使徒トマス

 ヨハネによる 福音書の 第20章 19-29節を 読んでみましょう。イエス様が トマスに 現れ、トマスが 信仰を 言い表した 時の お話です。

 トマスは 12使徒の 一人で、イエス様に 近く 従い、イエス様の 教えを 学び、イエス様が 起こされた 数々の 奇跡を 目げきしたことを 証言した 人です。

 福音書には、トマスが、イエス様が 神であることを 初めて 言い表した 弟子であるという 記録が あります。

 イエス様が よみがえって 弟子たちに 現れた 時、トマスは その場に いなかったので、何を 信じたら いいか、分からないで いました。

 トマスは 自分自身で 主に 会って、手に できた くぎ穴と、わき腹に できた やりで つかれた きずを 見て 確かめたかったのです。

 イエス様が よみがえられた 体で トマスに 現れた 時、思わず トマスは、「わが主よ、わが神よ!」と 声高に 言いました。

 トマスは すぐに、イエス様が 確かに 生きておられると 分かりました。そして、そのことを 遠く、広く 宣べ伝えることに 献身し、全力を 注いだのです。トマスは、シリアや ペルシャ、さらには インドの かなたまで、イエス様と その 偉大な 愛を 人々に 宣べ伝えたと 言い伝えられています!

新約聖書に出てくる信仰の人 : ヤイロと その 娘

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新約聖書に 出てくる 信仰の 人:ヤイロと その 娘

ヤイロの 娘:わたしが 12才だった 時、イエス様は わたしを 生き返らせてくださったの。

 マルコによる 福音書の 第5章 22-24節と 35-43節、ルカによる 福音書の 第8章 41-42節と 49-55節を 読んでみましょう。イエス様が ヤイロの 娘を いやされた お話です。

 ヤイロという 会堂の 管理者に 娘が いましたが、その 一人娘が 病気に なりました。娘の 容体は どんどん 悪くなってしまったので、ヤイロは 非常に 心配しました。死んでしまうのでは ないかと 思ったからです。それで、ヤイロは 助けを 求めるため、イエス様を さがしに 出かけました。

 ところが、イエス様が ヤイロの 家に 着く 前に、娘は 死んでしまいました。イエス様は ヤイロに、娘を いやしてあげるから 心配しないで 信じなさい、と 言いました。

 ヤイロの 家に 着くと、みんな、泣いていました。イエス様が 「娘は 死んでいない、ただ ねむっているだけだ。」と 言うと、大勢の 者が 笑いました。それで イエス様は、ヤイロと ヤイロの 奥さん、それに 3人の 弟子だけを 連れて、娘が ねかされていた 部屋の 中に 入りました。イエス様が 娘の 手を 取って、起きなさいと 言うと、娘は 起き上がったのです! みんな、おどろいて 目を 見張りました! そして、とても 喜んだのでした!

新約聖書に出てくる信仰の人 : ドルカス(タビサとも 呼ばれていた)

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新約聖書に 出てくる 信仰の 人:(タビサとも 呼ばれていた)ドルカス

ドルカス:わたし、いつも 人の お役に 立てるのが 大好きだったの。

 使徒行伝 第9章 36-42節を 読んでみましょう。ほかの 人たちのために 服を ぬったり、親切な 行いを していた ドルカスが、死んだけれど ペテロが 生き返らせたという お話が 書かれています。

 ドルカスのように、あなたも 人の 役に立つことを してあげれば、みんなに 喜んでもらえますよ。

 例えば、こんなことを してみては、どうでしょうか。

 ・家族の ベッドを きちんと 整えてあげる。

 ・床を はいたり、そうじ機を かけたりする。

 ・食たくを、いつもより ていねいに 用意する。例えば、ナプキンを 装飾的に たたんで 置いたり、花びんを 置くなど。

 ・レストランの ウェイターや ウェイトレスのように、家族の みんなに 食事を 給仕する。

 ・絵を かき、聖書の 約束の 節を 書きそえて、だれかに あげる。

 ・ほかの 人たちのために 祈る。

 ・家族に、大きな ハグを する。

 ・だれかに、その人が してくれている どんなことを ありがたく 思っているのか、具体的に伝えて 感謝の 気持ちを 表す。

 ・ほかの 人たちを 楽しませるために、歌を 歌ったり 曲を 演奏したりする。

ドルカス:イエス様が エルサレムの 町に 来られた 時は、みんな、イエス様に 会いに来たのよ。

新約聖書に出てくる信仰の人 : テモテ

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新約聖書に 出てくる 信仰の 人:テモテ

テモテ:ぼくは 小さい時から ずっと、神の み言葉と 生き方を 教わっていたんだ。

 テモテの 祖母ロイスと 母ユニケは、テモテが 神様を 知り、神様と み言葉を 愛するように 育てました。

 テモテは 使徒パウロからも 個人的な 指導を 受け、パウロに とっても 大きな 助けと なっていました。

 パウロは テモテに 2通の 手紙を 書きました。それは、「テモテへの 第一の 手紙」と「テモテへの 第二の 手紙」として 聖書に おさめられています。パウロは、テモテが 幼い 時から 受けていた 教育について、こう 書いています。「幼い 時から、聖書に 親しみ、それが、キリスト・イエスに 対する 信仰によって 救いに 至る 知恵を、あなたに 与えうる 書物で あることを 知っている。」(口語訳聖書、テモテへの 第二の 手紙 3:15)

 テモテは、パウロに はげまされながら、神の み言葉を 勉強し続けました。「あなたは 真理の 言葉を 正しく 教え、恥じる ところの ない 錬達した 働き人に なって、神に 自分を ささげるように 努め はげみなさい。」(口語訳聖書、テモテへの 第二の 手紙 2:15)