マイ・ワンダー・スタジオ

　紀元前８世紀から ７世紀に かけて、ユダ王国は 四人の 王様に 治められました。ウジヤ王、ヨタム王、アハズ王、それに ヒゼキヤ王です。この期間、イザヤは ユダの 民に 対して、神様からの 重要な 預言者でした。

　神様は イザヤに、ユダの 民の 所へ 行って、偶像礼拝を やめ、神様が 求めておられる 元の 暮らし方に もどる ことを 伝えるように 求めました。つまり、神様を 愛し、敬い、たがいへの 愛と あわれみを 持つという ことです。イザヤの 預言は、聖書の 中の イザヤ書に 書かれています。

　神様が イザヤを 通して 与えられた 数々の 預言の 中には、イエス様についての 大切な 預言も あります。それは、イエス様が 生まれる 何百年も 前に 与えられました。その内の 一つは、イエス様の 誕生についてです。

　「見よ、おとめが みごもって 男の子を 産む。その 名は インマヌエルと となえられる。インマヌエルとは、『神が わたしたちと 共に います』という 意味である。」（イザヤ書 7:14参照）

　イエス様について イザヤが 書き記した 最も おどろくべき 預言の 一つは、イザヤ書の 第53章です。

　「彼は われわれの 罪のために きずつけられ、われわれの 不義のために くだかれたのだ。その 打たれた きずによって、われわれは いやされたのだ。」（イザヤ書 53:5参照）

　イザヤは、イエス様が 世界を 治めるように なる、未来の 世界の 美しい 姿に 関する 幻も、書き記しています。「オオカミは 小羊と 共に 宿り、ヒョウは 子ヤギと 共に 伏す。子牛と 若い ライオンは 共に いて、小さい 子供に 導かれる。」（イザヤ書 11:6参照）

脚注：

*1* イザヤ書 6:1-3参照

*2* イザヤ書 6:8参照

　「見よ、火の 戦車が 火の 馬に 引かれて 現れ、二人の 間を 分けた。エリヤは、つむじ風に 乗って 天へ 上って 行った。エリシャは これを 見た。」（列王記下2:11-12参照）

　神様は エリシャの 願いを かなえてくださいました。聖書には、エリシャが エリヤの ２倍の 奇跡を 行ったことが 書かれています。

　シュネムの 女の人と その 家族には、２回の 奇跡が なされました。彼らは エリシャが 自分たちの 町を 通る 時は いつも、食事を 出し、とまる 場所を 用意してくれました。また、彼が その 地域に いる 間は いつでも 使えるようにと、彼のための 部屋も 造ってくれました。

シュネムの 女の人：ここを たびたび 通る あなたは、神の 人です。あなたが 来られる 時は いつでも、この 部屋を お使いください。

　この 女の 人の 夫は 年老いていて、夫婦には 子供が ありませんでした。それで エリシャは、彼女が 赤ちゃんを 授かるようにと 祈りました。その １年後、彼女は 男の子を 産んだのです。

　彼女の 子供が 大きく なってきた ころ、彼は 急に 亡くなってしまいました。シュネムの 女の 人は、エリシャに 助けを 求めました。

　エリシャは 少年のために 祈ると、自分の 口を 子供の 口の 上に、自分の 目を 子供の 目の 上に、自分の 両手を 子供の 両手の 上に あてました。エリヤは それを ２回 くり返しました。すると、少年は ７回 くしゃみを して、命を 吹き返したのです。

　エリシャと シュネムの 女の 人の お話の くわしい ことは、列王記下 第4章8-37節で 読んでください。

脚注：

*1* 列王記下2:9-10参照

　エリヤは バアルの 預言者たちに、バアルから 火を 呼び求めるよう、挑戦しました。バアルの 預言者たちは 供え物を 焼くための 火を 求めて、何時間も いつわりの 神に 向かって 歌ったり 呼び求めたり しましたが、何も 起こりませんでした。

エリヤ：もっと 大きな 声で 呼びなさい。バアルは 眠っているのかも しれないから！

　さて 次は、エリヤの 番です。エリヤは 供え物の 祭壇を 築き、たきぎを のせて、その上に 供え物の 牛肉を 置きました。そして、その上と 祭壇の 周りに 水を たっぷり かけました。

エリヤ：アブラハム、イサク、イスラエルの 神、主よ、あなたが イスラエルにおいて 神で あられる ことが、今日 明らかになりますように。*2*

イスラエルの 人々：主こそ 神です。*3*

　聖書に 記されている もう一つの 奇跡は、エリヤの 地上での 人生も 終わりに さしかかったころ、やもめの 子供の 命を よみがえらせてくださいと 祈り求めた 時に 起きました（列王記上 17:17-24）。この すばらしい 奇跡の くわしい お話は、列王記上 第17章9-16節や、その再話 「私のために パンを 作って下さい」*4*で 読んでください。

脚注：

*1* 列王記上 18:21参照

*2* 新共同訳聖書、列王記上 18:36参照

*3* 新共同訳聖書、列王記上 18:39

*4* https://www.mywonderstudio.com/ja/level-2/a-bible-adventure-make-me-a-cake/

　サムエル記上 1:1-2:10から、ハンナについて、さらに 読んでみましょう。

　ハンナは 妊娠し、男の 赤ちゃんを 出産しました。それが、サムエルです。ハンナは 神様に 約束した通り、サムエルが 神様を 愛し、また 神様に 仕えるように 教え育てました。

　ハンナが 神様への 約束を 守ったので、サムエルは 一生 神様に 仕えるように なりました。サムエルは、神様のために 多くの ことを 成し遂げました。イスラエルの 最初の 王様 サウルを 任命したり、後に イスラエルの 最も 偉大な 王様である ダビデも 任命しました。

「旧約聖書に出てくる信仰の人：サムエル」を見てね。↓

https://www.mywonderstudio.com/ja/level-1/faith-filled-models-from-the-old-testament-samuel/

脚注：

*1* 聖書のサムエル記上2:2参照

　ハランから カナンへの 距離は、600キロメートル以上 ありました。

　アブラハムと 妻の サラが ハランを 出て カナンの 地へ 旅する 時には、所帯ごと 移動しました。つまり、アブラハムのために 働いていた 人たちや、その 家族もです。また、羊や 牛や、荷物を 運ぶ 家畜も いっしょでした。当時は 車や トラックや 電車などは なかったので、みんな、歩いて 旅を しました。そして、荷物は 家畜に 運ばせました。

　カナンでは、必要な 水を 手に 入れるため、井戸を 掘らなければ ならないことも ありました。人間だけでは なく、家畜にも 水が 必要でした。生活は 大変でしたが、神様の 近くに 留まり 従順に 従った アブラハムを 神様は 祝福し、みんなの 必要な 物を 供給して くださったのでした。

　アブラハムが 100歳で サラが 90歳の 時、サラは 彼らの 一人息子 イサクを 出産しました。アブラハムも サラも、子供を 持つには 年を 取り過ぎていると 思っていましたが、神様は、自然の 状況には 制限されません。彼らが 年老いた 時に、赤ちゃんを 授けてくださったのですから！（創世記 17:15-17と21:1-7）