旧約聖書に 出てくる 信仰の 人:預言者イザヤ
イザヤは、神様が 見せてくださった 幻について、こう 書き記しています。「私は、主が 天の 王座に 座っておられるのを 見た。その 栄光は 神殿に 満ちていた。主の そばには、二人の 天使が 立っていた。天使には 六つの つばさが あり、おのおの その 二つで 顔を おおい、二つで 両足を おおい、二つで 飛び交っていた。」*1*
天使たち:聖なるかな、聖なるかな、主は 聖なるかな!
神:わたしは だれを つかわそうか。だれが われわれのために 行くだろうか?
イザヤ:ここに わたしが おります。わたしを おつかわしください。*2*
紀元前8世紀から 7世紀に かけて、ユダ王国は 四人の 王様に 治められました。ウジヤ王、ヨタム王、アハズ王、それに ヒゼキヤ王です。この期間、イザヤは ユダの 民に 対して、神様からの 重要な 預言者でした。
神様は イザヤに、ユダの 民の 所へ 行って、偶像礼拝を やめ、神様が 求めておられる 元の 暮らし方に もどる ことを 伝えるように 求めました。つまり、神様を 愛し、敬い、たがいへの 愛と あわれみを 持つという ことです。イザヤの 預言は、聖書の 中の イザヤ書に 書かれています。
神様が イザヤを 通して 与えられた 数々の 預言の 中には、イエス様についての 大切な 預言も あります。それは、イエス様が 生まれる 何百年も 前に 与えられました。その内の 一つは、イエス様の 誕生についてです。
「見よ、おとめが みごもって 男の子を 産む。その 名は インマヌエルと となえられる。インマヌエルとは、『神が わたしたちと 共に います』という 意味である。」(イザヤ書 7:14参照)
イエス様について イザヤが 書き記した 最も おどろくべき 預言の 一つは、イザヤ書の 第53章です。
「彼は われわれの 罪のために きずつけられ、われわれの 不義のために くだかれたのだ。その 打たれた きずによって、われわれは いやされたのだ。」(イザヤ書 53:5参照)
イザヤは、イエス様が 世界を 治めるように なる、未来の 世界の 美しい 姿に 関する 幻も、書き記しています。「オオカミは 小羊と 共に 宿り、ヒョウは 子ヤギと 共に 伏す。子牛と 若い ライオンは 共に いて、小さい 子供に 導かれる。」(イザヤ書 11:6参照)
脚注:
*1* イザヤ書 6:1-3参照
*2* イザヤ書 6:8参照