旧約聖書に 出てくる 信仰の 人：信仰の 父、アブラハム
アブラハム：75歳の時、神様は わたしを 召し出された。ハランの 町に あった 父の 家を 出、カナンの 地へ 行って、そこに 住むようにと 言われたのじゃ。
ヘブル人への 手紙の 第11章 8-19節に 書かれている、アブラハムの 信仰による 生き方の 要約を 読んでみましょう。アブラハムの 人生について、さらに 勉強する 場合は、創世記の 第12-25章を 読んでください。
「時に 主は アブラムに 言われた、『あなたは 国を 出て、親族に 別れ、父の 家を 離れ、わたしが 示す 地に 行きなさい。わたしは あなたを 大いなる 国民と し、あなたを 祝福し、あなたの 名を 大きく しよう。あなたは 祝福の 基と なるであろう。』」（口語訳聖書、創世記 12:1-2）
ハランから カナンへの 距離は、600キロメートル以上 ありました。
アブラハムと 妻の サラが ハランを 出て カナンの 地へ 旅する 時には、所帯ごと 移動しました。つまり、アブラハムのために 働いていた 人たちや、その 家族もです。また、羊や 牛や、荷物を 運ぶ 家畜も いっしょでした。当時は 車や トラックや 電車などは なかったので、みんな、歩いて 旅を しました。そして、荷物は 家畜に 運ばせました。
カナンでは、必要な 水を 手に 入れるため、井戸を 掘らなければ ならないことも ありました。人間だけでは なく、家畜にも 水が 必要でした。生活は 大変でしたが、神様の 近くに 留まり 従順に 従った アブラハムを 神様は 祝福し、みんなの 必要な 物を 供給して くださったのでした。
アブラハムが 100歳で サラが 90歳の 時、サラは 彼らの 一人息子 イサクを 出産しました。アブラハムも サラも、子供を 持つには 年を 取り過ぎていると 思っていましたが、神様は、自然の 状況には 制限されません。彼らが 年老いた 時に、赤ちゃんを 授けてくださったのですから！（創世記 17:15-17と21:1-7）