レベル2 ねばり強さ アーカイブ

考えてみよう:ねばり強くがんばれば達成できる

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考えてみよう:ねばり強くがんばれば達成できる

聖書には、こう書かれているよ:

 わたしたちは、このような多くの証人に雲のように囲まれているのであるから、いっさいの重荷と、からみつく罪とをかなぐり捨てて、わたしたちの参加すべき競走を、耐え忍んで走りぬこうではないか。信仰の導き手であり、またその完成者であるイエスを仰ぎ見つつ、走ろうではないか。(口語訳聖書、ヘブル人への手紙 12:1-2)

考えてみよう:

 どんな目標に向かって進んでいる時も、困難にぶつかることはある。がっかりしたり、挫折を味わったり、努力する価値がないと感じたりね。学びの過程で問題にぶつかってあきらめ気分になった時こそ、もうちょっと辛抱して、もうちょっとねばり強くなる時なんだ。

 成功とは、障害物や反対者にもたえぬいて目的を貫く人達が得るものだ。だから、新たな困難でがっかりしたり挫折を味わったりしたら、イエス様に目を向けよう。必要ながまん強さや、あきらめずに貫く意志の力を与えて下さるよ。

 もしつまずいたら、立ち上がってほこりを落とし、前進しよう。神様の助けがあれば、目標を達成できるよ!

一口サイズの目標

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一口サイズの目標

 君は成長し、前進したいと思っているよね。でも長期間の目標を見ると、一歩一歩が単調でつまらなく見え、一体そこまで到達することなんてできるのかなぁって思うかもしれない。だけど、一歩一歩をきちんと進んでいくことこそが、確実に、純粋な勝利をもたらすんだよ。

 例えば、ケーキを作りたいとしよう。キッチンには、ケーキを作るための材料が全部そろっている。作り始める準備も整った。さて、作り方の手順を見て、君はこう思う。(バターをやわらかくし、そこに砂糖を入れ、卵を一つずつかき混ぜて入れなくちゃいけない。(一つずつだってぇ?! それって、一体どうしてなんだ?)

 君はむしろ、ボウルをわきの下にかかえてキッチン中をかけ回りながら、材料をでたらめに放り込んで全部いっしょくたにかき混ぜ、それを焼き皿に流し込んで焼いてしまいたい、と思うかもしれない。それか、ケーキの生地を焼かずに、そのまま食べてしまいたいかも。結局のところ、生地のままだって、結構おいしいだろ?

 人生で新しいことを学ぶのには、ちょうどケーキを焼く時のように、段階的な過程がある。ケーキを作るためには、まず計量し、ふるいにかけ、泡立て、材料を混ぜなくてはならない。生地を流し込む前に、焼き皿に油をぬらなくてはいけない。それから、ケーキが焼き上がるのを待つんだ。こういった段階のすべてには、時間がかかる。だけど、ケーキを上手に焼くためには、そのための方法や手順というものがあるんだ。

 さて、それを生活技能を学ぶことに当てはめてみよう。目標に到達するために踏まなければならない手順を、全部考えてごらん。それを、一口サイズの目標に分けるんだ。一度にかめる量よりたくさんかじり取ろうとしたり、一度に全部を口につめこもうとしたりしてはいけないよ。そうでないとのどにつまって、気を落とすだけだからね。

 例えば、もっと親切になるとか、しんぼう強くなるとか、思いやりを持つなどの特定な分野でもっとよくやろうと働きかけているなら、1度の祈りや、決心した瞬間に、突如として新しい人に生まれ変わり、ほかの人のあやまちを大目に見るのが簡単になるとか、ただちに自分よりも他の人たちの必要を思いやれるようになるとか、人に対していつも親切で礼儀正しく応対できるようになるなんて、期待してはいけないよ。

 直面するチャレンジに対して一口大の目標を持つのは、他の人に対して親切になるという目標に対して、その日何ができるかをイエス様に聞くようなものなんだ。もしかしたらイエス様は、愛情深くなるという第一歩として、弟に君のゲーム・ボーイを貸してあげるようにと言われるかもしれない。または、君のママが家事のすべてを一人でしなくて済むように、何かのお手伝いを申し出るようにと言われるかもしれないよ。

 それか、主は君を、普通はあまり話さない人に対して親しく接するようにと導かれるかもしれない。今言ったような事柄は、どれもものすごく大きな達成には見えないけれど、その一つ一つが、目標に向かって正しい方向に前進するための、一口サイズの一歩なんだ。

 変化を求める気持ちは、正しい方向に向かうためのすごく大きな一歩なんだ。物事をなかなか改善できないからといって、がっかりしてはいけないよ。目標に向かって、それらの一歩一歩をたゆまず進んでいくことで、勝利はやって来るんだからね。いつまでも続く、確かな勝利だよ。後で振り返って、心からうれしく思えるような変化が起こるんだ。

計画 : 夢を実現させる

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計画:夢を実現させる

君は、こんなことができるようになりたいかい?

→ ケーキ類を焼いて、おいしそうに飾り付ける

→ ギターのひき方を学ぶ

→ 外国語を学ぶ

→ ダンスのステップを学ぶ

→ 祈りを通して、だれかを助ける

→ もっと外向的になって、自信を持つ

→ 新しいスポーツを学ぶ

→ 新しい友だちを作る

→ ブラインド・タッチ・タイピングを学ぶ

→ 風刺マンガを描く

→ ある特定のコンピュータープログラムを学ぶ

→ 基本的なフォトグラフィー(写真の撮り方)を学ぶ

→ マクラメでアクセサリーを作る

→ 物語を書く

 これらはみんなちがう技能だけれど、一つ、共通点がある。それらは全部、目的だということだ。つまり、目的を定めて計画を立て、何らかの手順に沿って進めていくことで達成できる目的だ。人生で何か新しい技能を身につけようとするなら、計画を立てることは、とても大切なんだよ。

ではこれが、君の夢を実現させるための計画の立て方だ。

1.目的を決める。何を達成したいかを考え、計画を立てるための時間を取る。

2.目的を達成するための、短期目標を決める。短期目標は、目的に到達するための踏み石だよ。

3.どんな障害物も見つけ出す。目標達成のさまたげになりそうな事柄について、考えてみよう。障害物になる可能性のあるものを把握しておくことには、意味があるんだ。それらをどうやって乗りこえるか、考えたり祈ったりすることができるからね。

4.短期間の目標または段階を達成するための期限を決める。期限があれば、目標を目指して着々と進んでいく助けになるからね。

5.立てた計画を、両親や主に確認してもらう。たびたび主と確認するのも賢明だよ。計画を進めていくにあたって、主に助言してもらったり導いてもらうチャンスだからね。

6.計画を書面にする。計画を明確な書面にするのは大切なことだよ。そうすれば目的がはっきりし、達成度もわかるし、自分の責任を果たす助けになるからね。何を達成したいかを表にし、それに到達するための段階を記し、何も忘れられたり成されずに終わったりしないようにするんだ。そして、計画を進めていく協力をしてもらえるように、両親や仲間や先生にお願いしよう。

7.計画を実行に移す。目標を達成するために、すると決めたことを計画どおりにきちんと実行していけるように、思い出させるためのメモを張る。

8.ほかの人の意見を聞く。自分たちの進歩の具合をどう思うかや、上達あるいは進歩のためのコツなどを、時々ほかの人たちに聞いてみよう。

9.そして最後に、目的を達成したら、そのお祝いをすることもお忘れなく!

やってごらん!

 達成したいと思う目的を一つ、考えてみよう。両親や主と、その計画について、相談し、確認しよう。そうしたら、後は上にあげた手順に沿って、さあ開始だ!

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