0-5歳から 子供のための物語 アーカイブ
ジェイクおじいちゃんの お話シリーズ:恐竜たちのお話:「何てこった、ミルトン!」
ジェイクおじいちゃんの お話シリーズ:恐竜たちの お話:「何てこった、ミルトン!」
ある 日曜日の 午後の こと。トリスタンは リビングルームで、レゴの 列車を 組み立てて いました。線路や バラバラの レゴが 部屋中に 散らかって います。
「おやまあ! 2階に いると 思って、さがして いたよ。」 散らかった レゴを よけながら つま先立ちで 部屋に 入って 来た ジェイクおじいちゃんが 言いました。
「遊ぼうと 思って 下に 来たんだ。ぼくの 部屋は 遊ぶ 場所が なくて。」と、トリスタン。
「そりゃ、ごもっともだ。部屋中 散らかって いて、ドアを 開けるのさえ、大変だったぞ!」と、ジェイクおじいちゃん。
「お母さんが 後で 片付けて くれるよ。片付けが 好きなんだと 思う。」と、トリスタンが 言いました。
「本当は、おまえが 散らかした 後を 片付けるのは、お母さんに とって 大変なんだぞ、トリスタン。責任を 持って 後片付けを するのも、成長の しるしなんだよ。」
トリスタンは、首を 横に ふって ため息を つきました。「ぼく、片付けは 好きじゃ ないよ。すごく 時間が かかるんだもの!」
「だからこそ、散らかしっ放しに しないで、その都度 片付ける くせを 付ける ことが 大切なんだ。そうすれば、あまりにも たくさんの ものを 1度に 片付けないで すむからね。」
「だけど、どうして 片付ける ことが 大切なの、おじいちゃん?」と、トリスタン。
「それは いい 質問だね。責任を 持って、きちんと 片付けるのが 大切な ことを 理解するのに 役立つ お話を して あげよう。」
トリスタンは お話を 聞こうと、早速 ソファの 上に 上がりました。
「まずは、レゴを 片付けたら どうだい?」と、ジェイクおじいちゃんが 言いました。
「分かったよ。その後、お話を して くれる?」と、トリスタン。
「もちろんだとも!」
ナギン先生が 大きな 箱を 学校に 持って 来ました。「みんな、おはよう。」 そう 言って、ナギン先生は 箱を 机に 置きました。
「おはよう ございます、ナギン先生。」と、みんなが 言いました。
「みんな、いい 週末を 過ごせたかな。」
「は~い。」と、恐竜たちが 答えました。
「ナギン先生、その 箱は 何ですか?」と、ディクシーが たずねました。
「今日は、サプライズが あります。今週は、責任を 持つ ことや 良い マナー、身だしなみを きちんと し、整理整とんする ことに 重点的に 取り組みます。そのための 表を、みんなの ご両親に 配って あるので、自分の 仕事を 責任を 持って やったり、マナーが 良かったり、身だしなみを きちんと したら、その都度、表に 印を 付けて もらえます。今週末に、印が 一番 多かった 3頭の 恐竜には、賞品が あります。」
ナギン先生は 箱を 開けて、小さな ドームテントが 入った 袋を 取り出しました。次に、イーゼルと パレットが セットに なった 絵画キットを 取り出しました。最後に 取り出したのは、小さな ワゴンの 組み立てキットです。
ワゴンを 見ると、ミルトンの 目が かがやきました。ずっと、ワゴンが 欲しいと 思って いたのです。
授業が 始まりましたが、ミルトンは ワゴンの ことで 頭が いっぱいです。賞品の ことばかりが 気に なって、賞品を もらうために 何を しなければ ならないか、ナギン先生の 言った ことなど、気にも とめて いませんでした。
下校中も、ミルトンは ワゴンの ことで 頭が いっぱいで、どろだらけの 水たまりの 中を 歩いている ことにも 気付きません。家に 着いた 時には、くつも ズボンも 完全に どろまみれでした。
「まあ、ミルトンったら。一体 どうしたのよ?」 巣穴に 帰ると、お母さんが たずねました。
「ただの どろだよ、お母さん。後で 着がえるから。」と、ミルトン。
「でも、ナギン先生から もらった 表は? すぐに 着がえないなら、印は 付けて あげられないわよ。」
「分かったよ。」 ため息を つきながら、ミルトンが 答えました。すぐに ズボンは はきかえましたが、くつの どろを きちんと ぬぐい取らなかったので、巣穴の 中は どろの 足あとだらけに なって しまいました。
夕方に なると、お父さんが 帰って 来ました。「ただいま。」と、お父さん。
「お帰りなさい。」と、ミルトンの お母さんは 言いましたが、ミルトンは だまったままです。ミルトンは、おもちゃに 夢中でした。
ミルトンの お父さんは、お気に入りの いすに こしかけました。ところが、すわった とたん、悲鳴を 上げました。「いてて!」
「まあ、どうしたの?」と、ミルトンの お母さんが たずねました。
「いすの 上に 何か あるぞ。」と、お父さん。
いすには、ミルトンが 遊んでいた ジャックスが いくつか 放りっぱなしの ままでした。ミルトンの お母さんは、悲しそうに 首を ふりました。
1週間が たっても、ミルトンは 服を よごさずに いる ことが できない 様子でした。おもちゃの トラックを どろだらけの 地面で 走らせ、その 後も きれいに しなかったために 車輪が どろで 固まり、回らなく なって しまいました。ミルトンの 部屋も 散らかりっ放しで、そこら中に おもちゃが 転がって いました。家の 仕事も ちゃんと やって いません。
「何て こった、ミルトン!」 週が 明けて、ミルトンが 学校に 着くと、ナギン先生が 声を 上げました。
ミルトンの かっこうは めちゃくちゃでした。登校中に チョウを 追いかけている うちに、ズボンが さくに 引っかかったので やぶれて いました。どろの 水たまりの 中を 走ったために 服は びしょぬれで、学校にも 遅刻して しまいました。着いたのは、すでに ナギン先生が 賞品を 配った 後でした。ウェスリーが ドーム型テントを もらい、サッズが 絵画セット、バンブルが ワゴンを もらいました。
ミルトンは 悲しそうに うつむきました。その時 やっと、自分の 服が どんなに どろだらけで、おまけに やぶれて いるかに 気が 付きました。
「ごめんなさい、ナギン先生。ぼく、ワゴンが すごく 欲しかったんですけど、身だしなみを きちんと する ことや、良い マナーについて、まだまだ 学ぶ 必要が ありそうです。」
ミルトンは 少し 悲しい 気持ちで 下校しました。
「今日は、賞品が もらえなかったんだ。」と、ミルトンが お母さんに 言いました。
「そうね、ミルトン。表に 印を 付けて あげる ことが できなかったもの。後片付けを するように はげまそうと したけれど、ちっとも 耳に 入らなかったわよね。」と、お母さんが 言いました。
「お母さん。身だしなみを きちんと するって、すごく 大変なんだ!」と、ミルトン。
「そうかも しれないわね。でも、それは 成長の 一部なの。やれば やるほど、簡単に なる ものなのよ。祈って、神様に 助けて もらいましょう。責任を 持つことや、良い マナーが 身に つくようにね。ナギン先生が 作って くれた 表を、また がんばって みない? 2、3週間 試して みるのは どう?」
「うん、やって みるよ!」と、ミルトン。
次の 2、3週間、ミルトンは 一生けん命、身だしなみを きちんと し、整理整とんを するように 心がけました。最初は 大変でしたが、自分の やるべき 家の 仕事を ちゃんと やったり、後片付けを したり、身だしなみを 整えたり するように がんばっている うちに、それらの ことは、だんだんと ラクに なって いきました。
そして、ある日の 夕方、お父さんが、バンブルが もらったのと 同じような ワゴンを 持って 帰りました。自分の やるべき 家の 仕事を きちんと やり、良い マナーを 心がけていた ごほうびに、ミルトンに プレゼントしたのです。
ミルトンは、大喜びでした! その後、どうなったと 思いますか? それ以来、ミルトンは いつも、身だしなみが きちんと していて マナーの 良い、きちんと 整理整とんする 子だという ことで、みんなに 知られるように なったのでした。
「ぼくも、きちんと して 整理整とん できるように がんばるよ、おじいちゃん。」と、トリスタンが 言いました。
「それは すばらしい! きっと、お母さんも、ものすごく 喜んで くれるよ。」と、ジェイクおじいちゃんが 言いました。
「2階に 行って、部屋を 片付けるね。お母さんが 帰って 来たら、ぼくの 部屋が きちんと 片付いているのを 見て、すごく おどろくよ。」 トリスタンが はりきって 言いました。
教訓:責任ある 行いを していると、周りの 人たちは、君が 物を 大切に する 人だと 分かり、安心して 何かを まかせられるって 思って くれるように なるんだよ。
文:カチューシャ・ジュスティ 絵:アグネス・リメア 彩色:ダグ・カルダー デザイン:ロイ・エバンス掲載:マイ・ワンダー・スタジオ Copyright Ⓒ 2008年、オーロラ・プロダクションAG、スイス、不許複製
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ジェイクおじいちゃんのお話シリーズ:恐竜たちのお話:うっかり大作戦
ジェイクおじいちゃんの お話シリーズ:恐竜たちの お話:うっかり大作戦
トリスタンの 部屋から、おこったような 泣き声が 聞こえて きました。ジェイクおじいちゃんが 急いで 2階の 部屋に 行って みると、トリスタンが お気に入りの 消防車を にぎって、なみだを うかべて います。消防車の はしごは、折れて いました。
「トロイが こわしたんだ。ふんづけちゃったんだよ。」 なみだながらに トリスタンが 言いました。
「見えなかったんだ。」 トロイが 悲しそうに 言いました。
「だけど、こわしたじゃ ないか!」と、トリスタン。
「ごめんね。」 トロイは、消防車が こわれて しまった ことで、気まずく 感じて いました。わざと やった わけでは ないのです。
「見せて ごらん。直せるかも しれないよ。」と、ジェイクおじいちゃんが 言いました。
「もう、トロイには ぼくの おもちゃを かさない!」と、トリスタン。
「おやおや、トリスタン。それは きびしいな。トロイは あやまってるじゃ ないか。うっかり してた だけなんだ。」と、ジェイクおじいちゃんが 言いました。
トリスタンは、こわれた 消防車と トロイを 代わる代わる 見ました。なかなか ゆるす 気分には なれません。
「恐竜の クリスピンの 話を した ことは あったかな?」と、ジェイクおじいちゃんが たずねました。
「ないよ。」と、トリスタン。「クリスピンの 消防車も、こわれたの?」
「いいや。だが、ある日、クリスピンは まちがって、お姉ちゃんを 悲しませて しまったんだ。消防車を わたしの 作業場へ 持って いって、直しながら、クリスピンの お話を して あげよう。」と、ジェイクおじいちゃんが 言いました。
何日も、雨ふりの 日が 続きました。あらしの 間、クリスピンは 一家の 巣穴の 中に いました。クリスピンは、雨が やんだら 友だちと 外で 遊ぶための ゲームを 計画するのに 夢中でした。
とうとう、晴れの 日に なりました。クリスピンは、さっそく 外で いっしょに 遊ぼうと 親友たちを さそいに 行きました。
「ウェスリー! サッズ! どこに いるんだい?」 クリスピンは みんなを よびました。
ウェスリーが 巣穴から 顔を 出しました。「ぼくは ここだよ。どう したんだい?」
「サッズを さそって、いっしょに 遊ばない? ぼく、走り回って 遊びたい 気分なんだ!」と、クリスピン。
「ぼくも。じゃあ、サッズを よびに 行こう。」と、ウェスリーが 言いました。
2人は サッズの 巣穴に 行って、いっしょに 遊ぼうと さそいました。
サッズも、遊びたくて うずうず していました。それで、3人は 近くの 森に 出かけて 行きました。3人は、「旗取りゲーム」を する ことに しました。ただし、旗は 1本だけで、1人が 旗を かくし、他の 2人に それが うばわれないように 守るのです。
ウェスリーが、最初に 旗を 守る 役を する ことに なりました。サッズと クリスピンが 旗を 取る 役です。
「1・・・2・・・3・・・。」 クリスピンと サッズが 数え始めました。
ウェスリーは、急いで 旗を かくしに 行きました。そして、木の みきに できた 大きな 穴の 中に、旗を そっと かくしました。
「49・・・50! 旗を さがしに 行くよ。」 クリスピンが 大声で 言いました。
「ぼくが 最初に 君たちを つかまえるよ。」と、ウェスリーが 言いました。
クリスピンは しげみの 中や 大きな 岩の 後ろなどを さがしましたが、旗は 見つかりません。
すると とつぜん、サッズが こうふんして さけびました。旗を 見つけたのです。ところが、旗を 取る 前に ウェスリーに 見つかって しまい、つかまりそうに なったので、にげました。
(ぼくが 旗を 取る チャンスだぞ。) そう 思った クリスピンは、木の みきに 向かって 走り、旗を 見つけました。
「あった! 旗を 見つけたぞ!」 クリスピンは そう さけんで、旗を つかみました。
クリスピンは 旗を にぎって ベースに 向かって 走りましたが、ウェスリーも 走るのが 速くて、どんどん 追いついて きます。クリスピンは 森の はずれに 向かって 全速力で 走り、広い 野原に 出て さけびました。「ぼくは つかまらないぞ、ウェスリー!」
「クリスピン! 止まって!」と、だれかが さけびました。
でも、もう 手おくれでした。クリスピンは お姉ちゃんの ディクシーの 花だんに ふみこんで しまいました。夢中で 走って いたので、花だんに 気付かなかったのです。それで、たくさんの 花を ふみつけて しまいました。
「あ~あ!」 起こった ことを 見て、ウェスリーが 頭を ふりました。サッズも、何事かと、急いで 森の 中から 走り出て 来ました。
「何て ことを したの、クリスピン!」 ディクシーは、手間ひまかけて 一生けん命 世話してきた 花だんが 台無しに なったので、腹を 立てました。
クリスピンは、ディクシーの 花だんを 台無しに する つもりは なかったので、どうしたら いいのか、言葉も 出ません。そして、花だんの 周りに、いつもは ある、さくが ない ことに 気が 付きました。
「さくは どうしたの?」と、クリスピン。「さくが あったら、花だんに ふみこんだり しなかったのに。」
それで、ディクシーは ますます 腹を 立てました。クリスピンが ふみつけて しまった それぞれの 花の 名前と、それらが 成長するのに どれだけ 時間が かかったかを いら立ちながら 話しました。クリスピンは、さくを 立てて いなかった ディクシーの せいだと 言い返しました。
「ちょっと 待って! おたがい どなり合っても しょうが ないよ。何か うまく いく 方法が ある はずだよ。」と、ウェスリーが 声を 上げました。
ディクシーは、なみだを ふきながら 言いました。「雨が たくさん ふった せいで 地面が どろんこに なって、さくが たおれちゃったのよ。」
「そうだったのね。花だんを 元通りに するために、わたしたちに 手伝える ことが あるんじゃ ないかしら。」と、サッズが 言いました。
「例えば? 花は もう、めちゃくちゃなのよ!」と、ディクシー。
「まずは、同じ ことが 起こらないように、さくを 元通りに するのを 手伝うよ。」と、ウェスリーが言いました。
「折れちゃった 花には そえ木を あてて、まっすぐ 立てるように してあげよう。」と、クリスピン。
「それは 無理よ。」 ディクシーが 悲しそうに 言いました。「全部 ほり起こして、新しいのに 植えかえなくちゃ だめだわ。クリスピン、わたし、まだ おこってるのよ!」
すると、サッズが 言いました。「おこる 気持ちは 分かるわ。でも、うっかり してた だけで、クリスピンだって、あやまってるじゃ ない。ゆるして あげたら? みんなで 手伝ったら、何とか できる 花も あるんじゃ ないかしら。」
「分かったわ、サッズ。おこってばかりで ごめんね、クリスピン。ゆるして あげるわ。花だんを 直すのを 手伝って くれようと して、ありがとう。」と、ディクシーが 言いました。
クリスピンは ほほえんで 言いました。「ゆるして くれて ありがとう、ディクシー。花だんの 手入れを 本当に よく してたものね。めちゃくちゃに しちゃって、ごめんね。まずは、さくを 直す ところから 手伝うよ。」
「ありがとう。こっちの 花は、余分な 手入れを すれば、だいじょうぶそうだわ。」と、ディクシー。
クリスピンは、花だんを 直すために 必要な 工具を さがしに 行きました。
サッズと ウェスリーも 手伝って、やがて、ディクシーの 花だんは 元通り きれいに なりました。クリスピンは、「注意:花だん あり」と 書いた 立札を 作りました。新たに 植えるための 球根や 種も 持ってきて くれたので、ディクシーは とても 喜びました!
「トロイ、うっかり 消防車を こわしちゃった こと、ゆるして あげるよ。さっきは おこって、ごめんね。ぼくも、ゆかに 置きっ放しに しないで、ちゃんと たなに もどして おく べきだったんだ。」と、トリスタンが 言いました。
「ぼくも、こわしちゃって、ごめんね。今度は もっと 気を 付けるよ。トリスタンのが 直るまで、ぼくのを かして あげるよ。」と、トロイ。
「ありがとう、トロイ。うれしいよ!」
「さてと。消防車は 直りそうだぞ。接着剤が かわけば、新品同様に なるさ。」と、ジェイクおじいちゃんが 言いました。
「ありがとう、おじいちゃん! すごく きれいに 直ったね。」 トリスタンが 声を 上げました。
教訓:だれでも、まちがう ことは ある。だから、ゆるしが 必要なんだ。ゆるす ことは、愛なんだよ。
文:カチューシャ・ジュスティ 絵:アグネス・リメア 彩色:ダグ・カルダー デザイン:ロイ・エバンス掲載:マイ・ワンダー・スタジオ Copyright Ⓒ 2008年、オーロラ・プロダクションズAG、スイス、不許複製
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- MP3: Grandpa Jake’s Storybook: Dino Tales: Operation Oops! (English)
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- MP3: Cuentos del abuelito: Chiquisaurios: El estropicio de Patricio (Spanish)
- PDF: Cuentos del abuelito: Chiquisaurios: El estropicio de Patricio (Spanish)
- PDF: ジェイクおじいちゃんのお話シリーズ:恐竜たちのお話:うっかり大作戦 (Japanese)
- PDF: Histórias do Vovô Juca: Dino e Cia: Operação Oopa! (Portuguese)
ジェニー、教訓を学ぶ
ジェニー、教訓を 学ぶ
「あの子ったら、今度は どこに 行って しまったのかしら? うろうろしてばかり いるんだから。また トラブルに 巻きこまれて ないと いいんだけど。」
めんどりの ヘンリエッタは コッコッと 鳴きながら、ひよこの ジェニーを さがしに 出かけました。
にわとり小屋の 中では、めんどりたちが ねぐらに おさまり、ひよこたちは うろうろしたり、エサを 食べたり していました。ほこらしげな おんどりさえもが、そこで みんなの 様子を ながめています。でも、ジェニーの すがたは どこにも ありません。
ジェニー、教訓を 学ぶ
「あの子ったら、今度は どこに 行って しまったのかしら? うろうろしてばかり いるんだから。また トラブルに 巻きこまれて ないと いいんだけど。」
めんどりの ヘンリエッタは コッコッと 鳴きながら、ひよこの ジェニーを さがしに 出かけました。
にわとり小屋の 中では、めんどりたちが ねぐらに おさまり、ひよこたちは うろうろしたり、エサを 食べたり していました。ほこらしげな おんどりさえもが、そこで みんなの 様子を ながめています。でも、ジェニーの すがたは どこにも ありません。
ジャスミン・G・モールディング著の「Farmyard Heroes」の再話:デヴォン・T・ソマーズ 絵:マックス・ベルモント 彩色:アナ・フィールズ デザイン:ロイ・エバンス出版:マイ・ワンダー・スタジオ Copyright © 2022年、ファミリーインターナショナル
トラッジとジッピーの冒険:お帰り、ウェッバー!
トラッジと ジッピーの 冒険:お帰り、ウェッバー!
ケロケロ、ケロケロ!
「カエルの 鳴き声だ!」と、ジッピーが 言いました。
「ウェッバーが 旅から もどって 来たのかも しれないよ。」と、ジッピー。
「そうだと いいね。ずいぶん 長いこと、るすしてるものね。ぼくの こうらの 上に 立って ごらんよ。何か 見えるかも しれないよ。」
ジッピーは つま先で 立ち、小さな 首を 一生けん命 伸ばして、ガマの 向こう側を 見ようと しました。
鳴き声の 元が どこか、ジッピーが 池を 見渡しながら さがしている 間、トラッジは 池の ほとりを 下りて 行きました。すると、とつぜん・・・
ケロケロ! ケロケロ!
「あーっ!」 よろけた ジッピーは さけびながら、トラッジの 背中から 落ちて、池の ほとりに 生えている 草むらの 中に つっこんで しまいました。
ジッピーが トラッジの 背中に また よじ登ろうと していると、2つの 大きな 目が こちらを 見ています。「ウェッバ-なの?」
「そうだよ。ぼくだよ!」と、ウェッバーが 答えました。
「おどろかせちゃったかい、ジッピー?」 ウェッバーが たずねました。
「そんなこと ないよ! 別に、びっくりは・・・ちょっとだけ したけどね。」
ウェッバーは 大きな カエル口で にんまりと 笑いました。「家に 帰れて、うれしいよ。君たちに 会いたかった。」
「泳ぎたい?」と、トラッジが たずねました。
「いつでもさ!」と、ウェッバー。
ジッピーが 一言も 言わない うちに、トラッジと ウェッバーは 水の 中に 飛びこんで、池の 真ん中に 向かって 泳いでいました。
「待ってよー!」 ジッピーが 大声を 上げました。
ジッピーは 池の 周りを 見渡して、小枝と 大きな 葉っぱを 拾って きました。水ぎわに 立つと、葉っぱを 水に 浮かべました。
ジッピーは 葉っぱの 上に 乗り、小枝を オールに して、ウェッバーと トラッジの いる 方向へ こぎました。
(泳げないのは めんどうだなあ。トラッジと 水遊びする 時は いつも、ぼくが 泳げない ことを わすれちゃうんだよね。)と、ジッピーは 思いました。
すると とつぜん、今まで おだやかだった 池に、波が 起こりました。それで ジッピーの 葉っぱの 小舟が ゆれたかと 思うと、今度は 冷たい 波が 頭に かかって、小枝が 2本とも、流されて しまいました。
「助けて! 助けて!」と、ジッピーが さけびました。
ところが、トラッジと ウェッバーには 聞こえません。遊びに 夢中なのです。
「ぼくは、君よりも 大きな 水しぶきを あげられるぞ。」 ウェッバーは トラッジに チャレンジしようと、丸太の 上から 飛びおり、体を ボールのように 丸めて 大きな しぶきを 上げながら、水に 飛びこみました。
トラッジと ウェッバーは 二人とも、大笑いしました。
トラッジと ウェッバーが 毎回 相手の 水しぶきより もっと 大きな 水しぶきを 上げようと するので、波は どんどん 大きく なって いきます。かわいそうに、ジッピーは やっとの 思いで、水に 浮かんだ 葉っぱの ふちに つかまって いました。
そして、とうとう・・・
バッシャーン!
トラッジと ウェッバーが、二人いっしょに 今までよりも さらに 大きな 水しぶきを 上げました。それで、ジッピーは 葉っぱから ふっ飛ばされて、水の 中に 落ちて しまいました。
「助けて!」 ジッピーは 金切り声を 上げました。無我夢中で 手足を バタバタさせて 浮かぼうと しましたが、すぐに しずんで しまいました。ジッピーは こわく なって、祈りました。「神様、助けてください!」
ちょうど その時、ジッピーは さっと 水から 引き上げられました。何が 起きたのか 分からないまま、いつのまにか ジッピーは 池の ほとりに すわり、せきこんで 水を はき出していました。
ウェッバーの お姉さんの ラナが、ジッピーを 助けて くれたのです。
「トラッジ! ウェッバー! もうちょっとで 友だちが おぼれる ところだったのよ!」 ラナは 陸から 二人に 向かって 大声で 言いました。
トラッジと ウェッバーは、あわてて ジッピーの もとに 泳いで きました。
「どう したんだい?」 陸に 上がると、トラッジが たずねました。
ジッピーは おこった 顔を して 二人に 背を 向けました。
「二人とも、ぼくは 置いてきぼりじゃ ないか! 大声で よんで、一生けん命 追いつこうと したのに。」と、ジッピー。
「ぼくたち、ゲームを してたんだ。」と、ウェッバー。
「分かってるさ! もし ラナが 助けて くれなかったら、ぼくは どう なってたと 思う?」 おこった ジッピーが 言いました。
「本当に ごめんよ、ジッピー。ぼくたち、君が 泳げない こと、わすれてたよ。」と、トラッジ。
「次からは、もっと 気を 付けるよ。ゆるして くれるかい?」と、ウェッバーも 言いました。
ジッピーは ため息を つきました。「もちろん、ゆるして あげるさ。君たちは 友だちだし、親友だからね!」
ジッピーは 友だちに びしょぬれハグを しました。
「この 次は、君も いっしょに できる ことを 考えるよ。」 ウェッバーが ジッピーに 言いました。
「やさしいね。だけど、君たちが いっしょに 泳ぐのは かまわないよ。だって、君たちは 泳ぐのが 大好きでしょ。たぶん、この 次は、ぼくも ちがう ことを 考えるよ。君たちの 後を 追って 水に 入る 代わりにね・・・。本当に こわかったもの! 神様が 守って くださった ことを 感謝するよ。」
「助けてくれて ありがとう、ラナ!」と、ジッピー。
「どう いたしまして。」 ラナは、兄弟と そっくりな カエル口で にんまりと 笑いました。
「たぶん、泳ぎ方を 教えて あげられるかも。」と、トラッジ。
「それは いいかもね。ありがとう、トラッジ。」
4ひきの 仲間は、笑ったり 遊んだり しながら、森の 中へ 入って 行きました。彼らは おたがいの ことを もっと 思いやる ことを 学び、より良い 友達に なりました。
この シリーズの 他の お話も、ぜひ 読んでね。↓
・「トラッジと ジッピー」
・「ちがいは あるけど 仲間だよ」
・「キジーと バグルと はちみつ」
文:カチューシャ・ジュスティ 絵:ヒューゴ・ウェストファール デザイン:ロイ・エバンス掲載:マイ・ワンダー・スタジオ Copyright Ⓒ 2004年、オーロラ・プロダクションAG、スイス、不許複製、使用許諾取得済
トラッジとジッピーの冒険:キジーとバグルとはちみつ
トラッジと ジッピーの 冒険
キジーと バグルと はちみつ
トラッジと ジッピーが 森の 中を 歩いていると、2ひきの ハチが 通り過ぎて 行きました。
「つかまえるからな!」 1ぴきが ブンブンと 羽音を 立てました。
「追いかけるの、やめて!」と、もう1ぴきが さけびました。「わたし、何も してないわ。」
「パイロットかい?」と、ジッピーが たずねました。
「今は 話してる ひま ないんだ。キジーを つかまえないと。ぼくの はちみつを ぬすんだんだ!」
「ぬすんで ないわ!」 木々の 間を 通りぬけながら、キジーが さけびました。しばらく すると、キジーは つかれて しまいました。「助けて!」と、キジー。
トラッジも ジッピーも、どうしたら いいか、分かりません。
「ほら、つかまえたぞ!」と、パイロット。
パイロットは そばに 飛んできて キジーを つかみ、地面に 引き下ろしました。キジーは さけび声を 上げました。
「ぼくの はちみつは、どこに 行ったんだ?」 パイロットが おこって 言いました。
「もう ないわ。」 キジーは そう 言って、泣き始めました。
「全部 食べちゃったのか?」と、パイロット。
「食べて ないわ。だけど、もう ないの。ごめんなさい。」
すると、パイロットが ますます 腹を 立てたので、キジーは もっと 泣き始めました。
「パイロット、ごめんなさいって 言ってるじゃ ないか。」と、トラッジ。
「だけど、ぼくの はちみつは 取ったじゃ ないか。」
「もし そうだったと しても、彼女を 泣かせたからって、はちみつは もどって こないよ。」と、ジッピー。
パイロットは プンプン おこりながら、キジーを 放しました。「ぼくは おこってるんだ。」
「一体、どう したんだい?」と、ジッピーが たずねました。
キジーは しくしく 泣きながら、言葉に つまりました。「わたし・・・わたし・・・」
「確かに 取ったんだろ。言いわけなんか、できないさ。」と、パイロット。
「パイロット、キジーに、どうして はちみつを 取ったのか、説明する 機会を あげてよ。」と、トラッジが 言いました。
「さあ、何が あったのか、話して ごらんよ。」と、トラッジが キジーに 言いました。
「今朝、巣箱を 出ると・・・」
今日は、みつ集めには 最高の 日和でした。キジーは、朝早くから、せっせと みつを 集め始めました。こんなに すてきな 日や 幸せな 家を 与えて くださった ことを 神様に 感謝しながら、キジーは 最高に あざやかで 甘い 香りの する 花を さがして 飛び回っていました。
すると、悲しそうな 声が 風に 乗って 聞こえて きました。キジーが 声の 元を たどって みると、子グマが 草むらの 中で うずくまって いました。キジーは、そばまで 飛んで 行きました。
「どうしたの?」と、キジーは 子グマに たずねました。
「まい子に なっちゃったの!」 子グマが 泣きながら 答えました。
「まあ。どうして そんな ことに なっちゃったの?」
「遊んでいたら、いつのまにか ママから はぐれちゃったんだ。ママが どこにも 見つからないの。こわくて、おなかも すいちゃった。」
「名前は?」と、キジーが たずねました。
「バグル。」
「何かの 助けに なれると 思うわ、バグル。おなかが すいているなら、はちみつを 食べたら 元気に なれそうかな?」
「はちみつは 大好き!」
「じゃあ、ちょっと 待っててね。すぐ もどって 来るわ。」
キジーは 子グマを そばの 草むらに 落ち着かせると、巣箱に 向かいました。
キジーは、巣箱から はちみつを 葉っぱに くるんで 運んで 来ました。そして、何度も 行ったり来たり している 間、バグルは 葉っぱの はちみつを なめて いました。やがて、キジーの はちみつは なくなって しまいました。
「まだ、おなか すいてる?」 キジーが バグルに たずねました。
「うん、少しね。」
キジーは ちょっと 考えていました。(どうしたら いいかしら? そうだ、いいことが ある!)
キジーは 巣箱に もどりました。「パイロット! パイロット!」 キジーは 何度も よびましたが、返事が ありません。
「きっと、みつを 集めに 出かけて いるんだわ。パイロットの はちみつを、ちょっと 借りましょう。彼を 見かけたら 説明するわ。今度 はちみつを 作った 時に 返せるもの。彼は きっと 気に しないわ。」
キジーは パイロットの はちみつを すくって 葉っぱで くるみ、バグルの 元へと 飛んで いきました。
「ほんとに ありがとう、キジー。ずいぶん 気分が 良く なったよ。」 そう 言うと、バグルは うでを のばして、あくびを しました。
「お母さんを さがしてきて あげるから、その間、ちょっと お昼ねでも していたら?」
「君って、とっても 親切な ハチなんだね。」
「お役に 立てて、とても うれしいわ。」
バグルが うずくまって ねむって しまうと、キジーは バグルの お母さんを さがしに 行きました。まもなく すると、キジーは バグルの お母さんと いっしょに もどって 来ました。
「まい子の バグルを 見つけてくれて、ありがとう。」と、バグルの お母さんが キジーに 言いました。
「どう いたしまして。さようなら!」
キジーは、また みつを さがし始めました。すると とつぜん、パイロットが おこって キジーを よんで いるのが 聞こえました。(まあ。おこっているわ。)
「ごめんね、キジー。今日は、ついてない 日だったんだ。最初に 君の 話を 聞くべきだったよ。」と、パイロット。
「いいのよ。借りた はちみつは、ちゃんと 返すわ。」と、キジー。
「いいよ。はちみつは たっぷり あるから。」
「ね、ちゃんと 話せば、解決するんだ。」と、トラッジ。
「だれだって、誤解する ことは あるさ。友だち同士でもね。」と、ジッピー。
「おこる 前に、まずは 話し合って みるのが 一番だね。じょうきょうを すべて 理解している わけじゃ ないもの。」
「本当に そうだね。今度は このことを ちゃんと 覚えておくよ。」と、パイロット。
「ねえ。はちみつの ことを 話していたら、おなか すいちゃったよ。」 舌なめずりを しながら、ジッピーが 言いました。
「じゃあ、みんな、ぼくに ついて おいでよ。まだ はちみつが 残っているから、ごちそうするよ。」と、パイロットが 言いました。
この シリーズの 他の お話 「トラッジと ジッピー」と「ちがいは あるけど 仲間だよ」も、ぜひ 読んでね。
文:カチューシャ・ジュスティ 絵:ヒューゴ・ウェストファール デザイン:ロイ・エバンス掲載:マイ・ワンダー・スタジオCopyright Ⓒ 2004年、オーロラ・プロダクションAG、スイス、不許複製、使用許諾取得済
ジェイクおじいちゃんの お話シリーズ:海の 仲間たち:シャロの こわかった話
文:カチューシャ・ジュスティ 絵:アグネス・リメア 彩色:ダグ・カルダー デザイン:ロイ・エバンス掲載:マイ・ワンダー・スタジオ Copyright Ⓒ 2007年、オーロラ・プロダクションズAG、スイス、不許複製
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