新約聖書に 出てくる 信仰の 人：ラザロと マルタと マリヤ
マリヤと マルタと ラザロの ３兄弟姉妹は、イエス様の 親しい 友だちで あり、イエス様が ３年間 布教を なさっている 間、弟子でも ありました。彼らは エルサレム近くの ベタニヤという 村に 住んでいました。
聖書には、この ３人に まつわる 信仰についての お話が いくつか 書かれています。その 一つは、イエス様が 弟子たちと 彼らの 家を 訪ねていた 時の お話です。女の 人たちは いつものように、お客さんの 食事を 用意していました。その間、イエス様は 男の 人たちに 話していました。イエス様が 話しているのを 聞いた マリヤは、マルタに 料理を させたまま、イエス様の 元へ 行って すわり、耳を かたむけていました。
マルタは 食事の 支度を 続けていましたが、妹が 手伝わないので いらいらしてきました。そのことを イエス様に 話すと、イエス様は こう 言われました。
イエス様：マリヤは、わたしの 教えに 耳を かたむけると いう、一番 大切な 事を 選んだんだよ。*1*
この お話の 一部始終は、ルカによる 福音書の 10:38-42に 書かれています。読んでみましょう。
彼女たちの 兄弟 ラザロが 死んで ４日後に、イエス様が 彼を 生き返らせたと いう、おどろきに 満ちた お話も あります。
この ワクワクする お話は、ヨハネによる 福音書の 11:1-45に 書かれています。読んでみましょう。
兄弟の 死を 悲しみながらも、マルタは イエス様と 会って、イエス様の 力を 深く 信じている ことを 言い表します。「主よ、あなたが この世に 来たるべき キリスト、神の 御子で あると 信じております。」（口語訳聖書、ヨハネによる 福音書 11:27） この 発言が 注目に 値する 理由とは、マルタは イエス様が ラザロを 生き返らせる 前に この 言葉を 言ったという ことです。
イエス様が ベタニヤを 訪れていた 時、マリヤが イエス様の 足に 高価な 香油を ぬって、自分の 髪の毛で ふいたという お話も あります。
弟子たちの 一人が そのことで 苦情を 言いました。それが だれか、知っていますか？ この お話の 一部始終は、ヨハネによる 福音書の 12:1-8に 書かれています。この 苦情に 対して、イエス様が 何と 答えたか、読んでみましょう。
脚注：
*1* ルカによる 福音書 10:42参照