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シャドーボックス: 聖書時代の 町: ウルの 町

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シャドーボックス:聖書時代の 町:ウルの 町

 聖書の 創世記に 出てくる ウルは、ユーフラテス川の 河口近くに 位置していた 古代メソポタミアの 都市で、現代の イラクに ありました。ウルの ジッグラト*1*遺跡は、今でも 見ることが できます。

 ウルの 町は、聖書時代の 父祖アブラハム(アブラム)の 生まれ故郷で、アブラハムは カナン*2*の 地に 移り住むために、ウルの 町を 出ました。(アブラハムは、ヘブライ人の 祖先です。)

 「テラは、アブラム*3*、ナホル、ハランの 父親で、ハランは ロトの 父親でした。ハランは、父親の テラに 先立って、その 生まれた 地、カルデヤの ウルで 死にました。

 アブラムは サライ*4*と 結婚しましたが、長い間、子供が できませんでした。

 テラは、息子アブラムと、義理の 娘サライと、孫の ロトを 連れて、カナンの 地へ 行こうと カルデヤの ウルを 出ましたが、途中の ハラン*5*まで 行って、そこに 住み着きました。」*6*

脚注

*1* ジッグラトは、数階層から 成る 四角錐の 塔。

*2* 旧約聖書時代の カナンの 地には、現代の レバノン、シリア、ヨルダン、それに イスラエルが 含まれる。

*3* アブラハムは 最初、アブラムという 名前だった。

*4* サラは 最初、サライという 名前だった。

*5* ハラン遺跡は、現代の トルコに あります。

*6* 創世記 第11章27-31節を 参照。