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ジェイクおじいちゃんの お話シリーズ:恐竜たちのお話:マナーハウス

MP3: Grandpa Jake's Storybook: Dino Tales: Manners Manor (English)
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ジェイクおじいちゃんの お話シリーズ:恐竜たちの お話:マナーハウス

 夕食の 時間です。トリスタンは、フォークと スプーンで マッシュポテトの 山を 作って いました。グリーンピースを 2つ つまむと、山の てっぺんに 置きました。「位置に 着いて、用意・・・ドン!」 そう 言って、グリーンピースを マッシュポテトの 山の 上から 転がしました。どちらが 先に 下まで 転がるかを 見て いたのです。

 「トリスタン、これで 最後よ。食べ物で 遊ぶのは、おぎょうぎ 悪いわ。」と、お母さんが 言いました。

 トリスタンが テーブルに 着いてから、もう ずいぶん 時間が たって います。トリスタンは、食べ物で 遊んで いました。他の みんなは もう 食事を すませたので、テーブルには いません。トリスタンの お皿の 周りは、こぼれたり、つき飛ばされたり した 食べ物だらけで、手も ベタベタです。そこへ、ジェイクおじいちゃんが 入って 来ました。「おやまあ! トリスタン、もうすぐ ねる 時間じゃ ないか。今まで ずっと 食べて いたなんて、思わなかったよ!」

 「食べるのって、大変なんだ。すごく 時間が かかるんだよ。」と、トリスタン。

 「遊びながら 食べて いたら、そりゃあ 時間が かかるさ。食べ物で 遊んだり せず、良い マナーで 食べて いれば、食事は そんなに 時間の かかる ものじゃ ないぞ。マナーハウスって、聞いた こと あるかい、トリスタン?」

「ううん。」と、トリスタン。

 おじいちゃんは 少し 考えると、言いました。「今の この 時に ぴったりの お話が あるよ。だが、お話を する 前に、まずは 食事を 終わらせないとな。」

 すると トリスタンは 背すじを まっすぐに して、ひじを テーブルから 下ろし、マッシュポテトと グリーンピースを すくって、大きな 一口を 食べました。

 「いいぞ! その 調子で 食べれば、あっという 間に 終わるさ。さてと・・・マナーハウスの お話だ。」

* * *

 バンブルは、食事の 時に きちんと すわって きれいに 食べるのが 苦手でした。お母さんに 何度 注意されても、すぐに わすれて しまいます。いすに すわって もじもじ したり、テーブルに ひじを ついたり、口を 開けっ放しで 食べたり するのです。

 勝手に テーブルを はなれて しまったり、あまり 好きで ない 食べ物が あると、食べるのに ものすごく 長い 時間が かかって しまいます。

 食事の たびに、バンブルは 服を よごし、テーブルや 床も 散らかして しまいます。お母さんは 何度も、良い マナーで 食べるのは 大切な ことだと 注意し、バンブルも あやまるのですが、次の 食事の 時には、もう お母さんに 言われた ことを わすれて しまって いるのです。

 ある日の 夕食前、バンブルの お母さんが、特別な ものが あると 言って、バンブルに ふうとうを 渡しました。

 バンブルが 開けて 見ると、きれいな かざり文字で 書かれた 招待状が 入って いました。

親愛なる バンブル様へ、

今年の 晩さん会で、あなたを マナーズハウスに お招きする ことが でき、大変 うれしく 思います。今日から 2週間後の 午後4時から 開催される 予定です。あなたの ご参加を 心待ちに して おります。

敬具

マナーズ侯爵夫妻

 「お母さん、マナーズ侯爵夫妻って、だあれ?」と、バンブルが たずねました。

 「わたしたちの お友だちよ。晩さん会で 会えるわ。特別な 集まりなの。参加する 人たちは、最高の テーブルマナーで ないと いけないのよ。」

 「それじゃあ、わたしは 無理ね。わたし、マナーが 悪いもの。」 バンブルが ため息を ついて 言いました。

 「でも、これは 学ぶのに すばらしい 機会だわ! 晩さん会までに、2週間 あるもの。それまでに 学べば いいのよ。」

 バンブルは 明るい 気持ちに なりました。それで、お母さんと いっしょに、学ぶべき マナーの リストを 作りました。

 バンブルは、礼儀正しい 良い テーブルマナーの お手本に なりたかったので、食事の たびに 一生けん命 がんばりました。まもなく すると、バンブルは 食事の 時間を 楽しめるように なって きました。晩さん会の 時には、準備ばんたんでした。

 「こんばんは、バンブル様。今夜は おこし いただいて、光栄です。」 マナーハウスの 入り口に 着くと、執事が あいさつしました。

 「お招き いただき、ありがとう ございます。」と、バンブルは 答えました。

 バンブルが 部屋を 見回して みると、友だちも 大勢 来ています。部屋の 向こう側に ディクシーと サッズが いるのを 見つけて、思わず 大声で よびそうに なりました。(おっと、大声を 上げちゃ いけないわね! このような 集まりで 大声を 上げるのは 礼儀正しく ないって、お母さんが 言ってたもの。)

 バンブルは、友だちの 方に 歩いて 行きました。みんな、それぞれ 招待状を もらって、一生けん命 マナーを 身に つけたんだと 言いました。「マナーズ侯爵夫妻って だれか、知ってる?」と、ミルトンが たずねました。

 「お母さんが、友だちだって 言ってたわ。」と、バンブルが 答えました。

 マナーズ侯爵夫妻の ことは だれも 知らない ようでしたが、夫妻に 会えるのを みんな、とても 楽しみに して いました。

 すると、チリンチリンと チャイムが 鳴って、執事が 晩さん会の 始まりを 知らせました。みんなが ダイニングルームに 入ると、長い テーブルに 料理が いっぱい ならんで いました。テーブルは 座席ごとに ていねいに 用意され、それぞれ ちがう お皿に ナプキンと カトラリーが そえられ、お皿ごとに 名札カードが 置かれて いました。

 バンブルが 自分の 名札を 見つけて すわろうと した とき、ディクシーの 席に ある お皿と ナプキンと カトラリーが 自分の お気に入りカラーで ある ことに 気付きました。

 「わたし、そこに すわりたいわ!」と、バンブルが 言いました。

 「でも、ここは わたしの 座席よ。わたしの 名札カードが ここに あるもの。」と、ディクシー。

 バンブルは ディクシーの 名札カードを つかんで、自分のと 置きかえました。

 「意地悪は やめて。わたしは ここに すわる ことに なってるの。あなたは そこよ。」

 それでも、バンブルは ディクシーの 席に すわりたがりました。ちょうど ディクシーが すわろうと した 時、バンブルは いすを さっと 引いて しまいました。その せいで、ディクシーは ドシンと 床に しりもちを ついて しまいました。「いたい!」 ディクシーは 悲鳴を 上げました。部屋中が シーンと 静まり返り、みんな、バンブルの 方を 見ました。

 (いけない! みんな、わたしを 見てるわ。) バンブルは はずかしく なりました。

 「ごめんね、ディクシー。わたしたち、礼儀正しく 良い マナーを 身に つけて きた はずなのにね。わたし、ちっとも いい マナーじゃ なかったわ。」 そう 言って、バンブルは あやまりました。

 「分かったわ。だいじょうぶよ。」と、ディクシーが 言いました。

 ちょうど その時、マナーズ侯爵夫妻が 部屋に 入って 来て、テーブルの 一番 奥に 着きました。

 「みなさん、こんばんは! 今夜は おこし いただき、大変 光栄です。この 晩さん会は、良い マナーを 身に つけるための みなさんの 努力を たたえるために 開かれました。」 そう 言って、マナーズ侯爵が あいさつしました。

 「礼儀正しい 良い マナーを 身に つけるのは、大切な ことです。今夜、ここで みなさんと ごいっしょ できるのを、うれしく 思います。」 マナーズ侯爵夫人も あいさつを しました。

 晩さん会が 始まると、みんな、最高の テーブルマナーで 食事を しました。

 ふと、ウェスリーが バンブルに 言いました。「マナーズ侯爵夫妻って、どこかで 会ったような 気が しない? って 言うか、マナーズ侯爵って、ナギン先生に そっくりだと 思うんだけど。」

 バンブルは マナーズ侯爵夫妻の 方を 見ました。すると、マナーズ侯爵と 目が 合って、マナーズ侯爵が ウインクしました。やっぱり、ナギン先生と 奥さんでした。

 次の 日、学校に 行くと、ナギン先生が お気に入りの 歌を 口ずさみながら、教室に 入って 来ました。

 「マナーズ侯爵、おはよう ございます。」 クラスの みんなが うれしそうに 言いました。

 「はは、気が ついたかね! 夕べは みんな、楽しんだかな?」 ナギン先生は クスクス 笑いながら 言いました。

 「はい、楽しかったです!」と、クラスの みんなが 答えました。

 「ナギン先生は、本当に 侯爵なんですか?」と、バンブルが たずねました。

 「いや、そういう わけじゃ ないんだがね。みんなが 苦労して 一生けん命 良い マナーを 身に つけようと している ことを 知って いたので、何か 特別な ことが できないかと 思ってね。それで、みんなの ご両親にも ご協力 いただいて、妻と いっしょに 夕べの 晩さん会を 計画したんだ。」と、ナギン先生が 言いました。

 「とっても すてきな アイデアでした、ナギン先生! 本当に ありがとう ございます!」 ディクシーが 声を 上げて 言いました。

* * *

 お話が 終わると、トリスタンが 言いました。「すごく 楽しかったよ。ぼくたちも、彼らが したような マナーハウスを して、友だちを みんな 招いたら いいね。」

 「それは すばらしい アイデアだ!」と、ジェイクおじいちゃんが 言いました。

教訓:マナーが 良ければ、周りの 人たちに 喜んで もらえる。良い マナーは、愛と 敬意を 表すからだよ。

文:カチューシャ・ジュスティ 絵:アグネス・リメア 彩色:ダグ・カルダー デザイン:ロイ・エバンス
掲載:マイ・ワンダー・スタジオ Copyright Ⓒ 2008年、オーロラ・プロダクションAG、スイス、不許複製

ジェイクおじいちゃんの お話シリーズ:恐竜たちのお話:アクティビティブック:マナーハウス

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ジェイクおじいちゃんの お話シリーズ:恐竜たちの お話:アクティビティブック:マナーハウス

絵を かく 練習

マス目を 使って、ナギン先生の 絵を 完成させよう。

切り貼り

下の 点線の 四角の 中から 小さな 四角を 切りぬいて、上の、ぬけている 四角に 貼り付けて、絵を 完成させよう。

絵合わせ

全く 同じ 絵 2枚を 見つけて、色を ぬろう。

創作と絵:アグネス・リメア デザイン:ロイ・エバンス
掲載:マイ・ワンダー・スタジオ Copyright Ⓒ 2008年、オーロラ・プロダクション 許可を得て使用

最高の 自分に なろう

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最高の 自分に なろう

 身なりを きちんと するのは、周りの 人たちへの 思いやりの 表れだよ。かみの毛が ちゃんと とかされて 服も 清潔なら、人前に 出ても 見苦しく ないからね。すてきに 見えるだけじゃ なくて、君自身も、もっと 自信が 持てて、気分も いいんじゃ ないかな。身なりを きちんと する 努力を していると、周りの 人も それに 気が 付く ものだよ。

 最高の 自分に なる、かんたんな 方法を いくつか、あげて みるね。

 ・かみの毛を とかす。

 ・手や 顔を 清潔に。

 ・清潔な 服を 着る。

 ・歯を みがく。

 そして、最高の 自分に なる 一番の 方法は・・・にっこりと、ほほえむ ことだよ!

健康で 幸せな くらし

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健康で 幸せな くらし

自分の 体を きちんと 管理するのは、健康な くらしを する 上で 大切な ことだよね。そのために できる ことを、いくつか あげてみるね。

健康的な 食べ物を 食べる。じょうぶで 元気な 体で いるためには、栄養の ある 食べ物が 必要だ。野菜や 果物、精白されて いない 穀物を たっぷり 食べ、バランスの 取れた 食事や おやつを 食べよう。ジャンクフードや 甘い お菓子は ひかえよう。

運動する。活発な 運動は、筋肉と 骨の 発達に 役立つ。日光を 浴びたり、新鮮な 空気も 必要だよ!

ぐっすり 眠る。眠っている 間に、君の 体は 再充電されて 元気に なるんだ。日中 元気に 活動するための 体力を 持ち、体が さらされる ばい菌や 病気に かからない 免疫力を 持つためには、毎日 8時間から 10時間くらいの 睡眠が 必要だよ。

身だしなみを 整え、清潔で いる。

身だしなみを 整え、体を 清潔に 保っていれば、健康で いられるばかりか、周りの 人たちも、そばに いて 気持ちよく 感じる ものだよ。

かみの毛を とかし、きちんと しておく。

歯を きちんと みがいて 清潔に していれば、虫歯の 原因に なる 食べ物の 残りカスを 取り除ける。

シャワーや お風呂で、体を 清潔に 保つ。日中に たまった 体の よごれや あかを 落とそう。

 良い マナーと 思いやりも、健康な くらしの 一部だって、知っていたかな? やさしい 人は、周りの 人に 気を 配る。マナーが 良いという ことは、自分の ふるまいが 周りの 人たちに どんな 影響を 与えるかを きちんと 考えているという ことだね。周りの 人たちと 健全な 関係を 築くのに、やさしさや エチケットは 大切な ことなんだ。

 自分の 健康管理を するのは 大変だと 思うかも しれないけど、それが 習慣に なってくると、毎日 少しずつ 簡単に なってくるよ。健康で 幸せな くらしのための 良い 土台が できてくるんだ!

「あなたがたは 神の 宮で あって、神の み霊が 自分の うちに 宿っている ことを 知らないのか。」(口語訳聖書、コリント人への 第一の 手紙 3:16)

小さな 紳士

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Authored by Barbara Meinel, adapted by Danielle Adair. Illustrations by Didier Martin. Design by Stefan Merour.
© 2009 Aurora Production AG. All Rights Reserved. Used by permission.