快適ゾーンから外にふみ出す
1月
親切にする
「いつくしみとまことがあなたを離れないようにせよ。それらを首に結び、心の中の板に書き記すがよい。」(新共同訳聖書、箴言 3:3)
・第1週目:1日を選んで、その日には、会う人みんなにあいさつをしよう。
・第2週目:先生に何かプレゼントしよう。(例:花、りんご、コーヒーなど)
・第3週目:人助けの仕事をしている人に、感謝の手紙を書こう。(例:郵便配達員、美容師、食料雑貨店の人、おまわりさん、消防士など)
・第4週目:1日を選んで、その日には、教室で並んでいる時に、クラスメートを自分より前に入れてあげよう。
成長し、変わるために、自分の居心地のいい場所から出ようとするあらゆる努力に価値がある! 毎週一つのアイデアをこなすのがむずかしいなら、月ごとに一つ選んで、それを実行するという目標を立ててもいいよ。努力の一歩一歩が大切だからね。その努力に拍手!
2月
友だちの助けになる
「友はどんなときにも愛するものだ。」(新改訳聖書、箴言 17:17)
・第1週目:友だちが学校やクラブや個人的にやっている課題で、何か手伝えることがないか、聞いてみよう。
・第2週目:君の特別なおもちゃやゲームを、友だちに貸してあげよう。
・第3週目:君にとって、その友だちがどうしてとても大切なのかを伝えよう。
・第4週目:最近話していない友だちに、話しかけよう。
3月
ご近所のお手伝いをしよう
「おのおの、自分のことばかりでなく、他人のことも考えなさい。」(口語訳聖書、ピリピ人への手紙 2:4)
・第1週目:ご近所のお手伝いをしよう(洗車、花だんの草取り、雪かき、食料雑貨を家の中に運んであげるなど)。
・第2週目:(おうちの人に許可をもらうか、おうちの人といっしょに)近所のお年寄りの見守りを手伝おう。
・第3週目:近所の人(たち)のために、クッキーやケーキを焼いてあげよう。
・第4週目:ご近所のゴミ出しを手伝ってあげよう。
4月
おうちのお手伝いをしよう
「もしこれらのことがわかっていて、それを行うなら、あなたがたはさいわいである。」(口語訳聖書、ヨハネによる福音書 13:17)
・第1週目:自分で夕食を作る(分からないことがあったら、おうちの人に聞いてね)。
・第2週目:お父さんやお母さん、または兄弟のベッドを整えてあげる。
・第3週目:普段はしていない仕事を自分から進んでやる(食卓の準備をしたり、おもちゃを片付けたり、リビングルームを片付けるなど)。
・第4週目:お父さんかお母さんが何かを作っていたら、できるだけ手伝う。
5月
態度を改める
態度とは、値札のようなもの。その人の真価を表している。-作者不明
・第1週目:何らかの面で気分を害してしまったり、気持ちを傷つけてしまった人にあやまろう。
・第2週目:機会あるごとに、両親や兄弟姉妹、おじさんやおばさん、おじいちゃんやおばあちゃんに、感謝の気持ちを伝えよう。
・第3週目:両親や先生に対して尊敬を表すため、今までより一層努力をしよう。話を最後までちゃんと聞き、何かたずねられたらすぐに返事をしよう。
・第4週目:自分の気分を害したり、気持ちを傷つけたりした人をゆるしてあげよう。
6月
物事を変えよう
だれもが世界を変えることを考えてみるが、自分自身を変えてみようと考える人はいない。-レフ・トルストイ
・第1週目:家でも学校でも、またはバスや車に乗っている時などいつでも、兄弟姉妹や友達に、自分のお気に入りの席をゆずってあげよう。
・第2週目:新しい同級生と遊ぼう。
・第3週目:今までに読んだことのないジャンルの物語や本を読んでみよう。
・第4週目:普段兄弟姉妹やお父さんやお母さんがやっている雑用を、自分のと取りかえっこしてみよう。それで仕事が増えても、喜んでやろう。
7月
普段あまり話をしない人に親切をしよう
「だれに対しても親切でありなさい。」(口語訳聖書、テモテへの第二の手紙 2:24参照)
・第1週目:いつも会うけどあまり知らない人に好意的な言葉をかけよう。例えば、食料雑貨店の店員さんや床屋さん、スクールバスの運転手さんなど。
・第2週目:お母さんやお父さんに手伝ってもらって、「恵みの入った袋」を用意しよう。そして、それを避難所に寄付しよう。
・第3週目:絵をかいたり、気持ちを高めてくれたりはげみになる言葉を書いて、知っているけどあまり話さない近所の人の郵便受けに入れてみよう。
・第4週目:ここそこで、おこづかいから小銭を別の貯金箱にためて、それを必要な人にあげよう。
(保護者の方へ:各自の近隣状況は様々なので、上記のアクティビティが時と場合に合っており、また、対象者が適切であるかどうかを確認してあげましょう。)
8月
夏を楽しく過ごそう
わたしたちは、確かに楽しく過ごしていたのですが、思い出を作っていたとは気付いていませんでした。-A.A.ミルン
・第1週目:公園や近所で友達といっしょに遊んでいる時、他の人も入れてあげる。
・第2週目:スーパーや遊園地やアイスクリーム店などで、並んで待っている子供達にシールをあげたりする。
・第3週目:子供がいる家庭に、シャボン玉セットなどのプレゼントをあげる。
・第4週目:友達のために、宝探しゲームを用意する!
9月
新しいことを学ぼう
「知恵ある者に教訓を授けよ、彼はますます知恵を得る。正しい者を教えよ、彼は学に進む。」(口語訳聖書、箴言 9:9)
・第1週目:同級生の中から2人を選び、その人たちについて今まで気付いていなかったことを発見する。
・第2週目:児童公園でよく見かける子どもたちの名前を覚える。
・第3週目:自然について新しいことを学ぶ。
・第4週目:新しいメニューを学ぶ(サラダやデザートでもいいし、料理でもいいよ)。
10月
新しいことを試してみよう
何も試さないなら、自分に何ができるかも分からない。-ジョン・バロウ
・第1週目:今までに食べたことがないものや、普段食べない食べ物を食べてみよう。
・第2週目:学校で、学年やクラスがちがう、今までに話したことのない人に、自己紹介をしたり、あいさつしたりしてみよう。
・第3週目:君が普段遊ばない、弟や妹の好きなゲームをしてみよう。兄弟の好きなことに理解を深められるようにね。
・第4週目:お父さんやお母さんや家族のだれか、または先生にお願いして、今まで知らなかったことのやり方を教わろう。
11月
町内のお手伝いをしよう
「機会のあるごとに、だれに対しても、善を行おうではないか。」(口語訳聖書、ガラテヤ人への手紙6:10)
・第1週目:近所や公園のゴミ拾いをする。
・第2週目:地元の図書館や子供の来る歯医者さんのために、子供向けの本や雑誌を集める。
・第3週目:ご近所の落ち葉をはいたり、通路の雪かきを手伝う。
・第4週目:動物保護施設の手伝いをしたり、ご近所の犬を散歩に連れて行ってあげる。
12月
クリスマスの喜びを広めよう
「神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます。」(新改訳聖書、マタイの福音書6:33)
・第1週目:自分の持っているおもちゃの中から、いくつかを慈善活動に寄付する。
・第2週目:雑用をして貯めたおこずかいを、海外の宣教師や慈善活動に送る。
・第3週目:クリスマスカードを作ったり、クッキーを焼いたりして、公共サービス(消防士、警察官、郵便配達員など)をしてくれている人たちに届ける。
・第4週目:だれかのためにクリスマスプレゼントを手作りする。
制作:MWSスタッフ 絵:N.M.、エスター・マーティン、松岡陽子 デザイン:ロイ・エバンス出版:マイ・ワンダー・スタジオ Copyright ●●c●● 2022年、ファミリーインターナショナル