最大限者は、物事を率先してやる
世の中には、3種類の人がいる。1つめのグループを「最小限者」、2つめのグループは「維持者」、そして3つめのグループを「最大限者」と呼ぶことにしよう。
最小限者とは、必要最低限のことしかしない人のことだよ。最小限者は、のらくらと人生を過ごす。絶対にしなくちゃいけないことしかしない。それ以上のことは、何もしないんだ。そして、「やるべきこと」をするのでさえ、だらだらしてて仕事ぶりも雑だ。いつも人の見ていないすきに仕事や責任をサボろうとする。自分のためであれ、他人のためであれ、とにかくあまり動きたがらないんだ。まぁ、他の人よりは自分のために何かするほうが、いくぶんは幸せそうだけどね。最小限者とは、そういう人のことなんだ。文字通り、最小限度のことしかしない。
維持者は、現状を維持するのに必要なことだけをする。なまけ者ではないけど、率先して物事をするわけではない。必要なことはするし、良心的で、他の人にすべての仕事をさせるわけでもない。だけど、それ以上のことはしたがらないし、むずかしいことをしようともしない。できることをするだけで満足なんだ。当たり前のことをし、それもちゃんとやる。それだけだ。将来のことを考えたり、状況を改善する方法を考えたり、新しい才能や技能を身に付けようともしない。しなければならないことが余分にあっても、気づかない。維持者は文字通り、現状を維持するためのことしかしないんだ。
最大限者は、とことんやる人だよ。率先して物事をやり、求められたことだけではなく、それ以外にも必要なことがあればやろうと、気を配る。他の人のことを気にかけていて、必要に気づいたら手伝うんだ。だれかに言われたり、予定に入っていなくてもね。私生活でも進歩し、最高の人になりたいと思っているからだよ。最大限者は、そういう人のことなんだ。最後までとことんやる人だよ。
最大限者でいることの利点は、たくさんあるよ。人々は、最大限者についていくものだ。人生に情熱を注ぎ、やることに熱意をかたむける人には、ひかれるものがあるからね。割り当てられた仕事をやる以上におしみなく努力しているのを見ると、人々はハッとしてそれに目を向ける。それは彼らをかきたて、イエス様や他の人たちのために自分ももっと何かをしようという気持ちにさせるんだ!
考えてみよう:
君は、最大限者になるつもりかい?
最大限者になるとは、人生をフルに生きる決意をするということだ。とことんまでやり、目の前にある仕事に対して、自分の最高を出し切るっていうことだよ。最大限者は、物事を変える努力をするんだ。
行動に移そう!
1日、「最大限者の日誌」を作ってみよう。自分から進んでしたことや余分な仕事を、何でも記録していくんだよ。たとえば、君の同級生がドリルをやるのに復習が必要なことに気づいて、手伝ってあげたとか。または、リビングルームが散らかっていたので、ちょっと時間を取って片づけたりね。そういったことを全部書くんだよ。そして1日の終わりに、自分が率先して物事をやったかどうか、または十分やったかどうかを評価してみるんだ。(注意! この日誌は君だけが見るためのものであって、君自身の益と参考のためだからね!)