信仰を 築く レシピ
サリーと イーサンが、ケーキを 作っていました。まずは、粉材料を 混ぜます。小麦粉、砂糖、塩、それに ベーキングパウダーです。その後、卵と 油を 加えました。
二人は、ケーキが できるのが 待ち遠しくて、そそくさと 材料を 混ぜ、かたまりだらけの 生地を 天板に 入れて、それを お母さんに オーブンに 入れてもらいました。
調理台に もどると、二人は、牛乳を 加えるのを 忘れていた ことに 気が付きました! あらあら、ケーキは うまく 出来上がるでしょうか?
焼き上がって オーブンから 出すと、ケーキは 乾燥し、ポロポロしていて まずそうです。とても ケーキには 見えません!
しっとりした おいしい ケーキを 作るには、すべての 材料が そろっているだけで なく、きちんと レシピ通りに 混ぜ合わせて 焼かなければ なりません。
神様への 信仰を 築くのも、ケーキを 焼くのと ちょっと 似ています。信仰を 築くのに 必要な 材料を 全部 そろえなければ ならないからです。さて、その 材料とは 何でしょう?
信仰を 築くのに 必要な 主な 方法とは、神様の み言葉を 読み、祈り、イエス様に 耳を かたむけ、イエス様に 示された ことを することです。信仰を 築くのに 必要な ことを 知っているだけでは なく、その 一歩一歩を 確実に 行動に 移していく ことが 大切です。
イエス様について 学び、イエス様が あなたに どのように 暮らしてほしいかを 知っても、それを 実行しないなら、大切な 材料を 入れ忘れて いるのと 同じです。不完全で おかしな 結果に なるでしょう。例えば、神様の み言葉で、自分に 対して 不親切な 人にも 愛を 持たなければ ならない ことを 読んでも、その人に 対して 自分も 不親切に ふるまうという 選択を してしまうなら、愛や やさしさを 他の 人に 示すようにという 指示に 従っていない ことに なります。神様への 従順という、大切な 材料を 忘れている ことに なります。神様の み言葉への 信仰は、行いで 表さなければ なりません。つまり、み言葉に 従うという ことです。それが、信仰を 築く 方法なのです。
次に サリーと イーサンが ケーキを 作った 時には、レシピの 手順通りに、注意深く きちんと すべての 材料を 混ぜました。まずは、粉材料の 小麦粉と 砂糖と 塩と ベーキングパウダーを 混ぜました。
新約聖書で、ヤコブは こう 書いています。「だれかが 自分には 神様への 信仰が あると 言っても、あなたの 助けを 必要と している 人を 助けるために 何も しないなら、何の 役に 立つでしょうか。信仰は、必要を 見た 時に 行いに 出る ものです。行いの ない 信仰は、それだけでは 死んだ ものです。行いの 伴う 信仰こそが、本物の 信仰なのです。」(聖書、ヤコブの 手紙 2:14と 17を 参照)
それから 卵と 油を 混ぜ、最後に 牛乳を 混ぜ入れました。
そして、ケーキが きちんと 焼けるように 祈りました。
そして、ケーキを オーブンに 入れました。
今回は、うまく いきました! ケーキが おいしく 焼け、二人は それに デコレーションを して、みんなと いっしょに 食べました。
良い 行いを きちんと 最後まで 混ぜ、聖書学習に 祈りを 加えると、信仰を 強めるための 材料が そろいます!
以下の 状況で、信仰を 行いに 移すには、つまり、正しいと 知っている ことを 実行するには、どうしたら いいでしょうか?
● お母さんに、食卓を 片付けるのを 手伝ってほしいと 言われた。
○ 食卓を 片付けてから、遊びに 行く。
○ 手伝わないで、遊びに 行く。
● クラスメートが、消しゴムを 貸してほしいと 言う。
○ 自分のを 持ってくるようにと 言う。
○ 自分の 消しゴムを 貸してあげる。
● 兄弟が 病気に なった。
○ 彼のために 祈ってあげるけど、その後、彼が 眠ろうと している 時に、周りで はしゃぎ回る。
○ 彼のために 祈り、その後、彼が 眠っている 間、静かに 遊ぶ。
● くつが どろだらけに なった。
○ 家に 入る 前に、どろを 落とす。
○ 家の 中に どろを 持ちこみ、どろだらけの 床を そのままに しておく。
● 友だちが、スペリングの テストで 苦労している。
○ 友だちが 次の スペリング・テストに 備えて 勉強するのを 手伝ってあげる。
○ 友だちの 不運を 笑い飛ばす。