レベル2の学習プラン:聖書の偉人:ヨシュア
保護者や先生の方々へ:ヨシュアについてのこの学習プラン(何回かに分けてもいいでしょう)では、以下のポイントを学習します。
□ 聖書の偉人の生き方について、くわしく学ぶ。
□ 恐れや、克服できそうにない困難に直面した時に、勇気ある行動をした歴史上の人物について学ぶ。
ヨシュアについて子供達が知っていることを話し合ってみる。ヨシュアがイスラエルの指導者となった背景にはどんな出来事が起こっていたかに着目する(例:イスラエル人達がエジプトの奴隷だったこと、神様がモーセに塗油してイスラエル人達をエジプトから導き出したこと、モーセが次の指導者としてヨシュアを任命したことなど)。また、当時カナンの地に住んでいた人々は、バアルやモロクなどの偶像を崇拝し、数々の邪悪なことをしていたことも指摘する。
「聖書の偉人:ヨシュア」を読む。
地図を見ながら、ヨシュア記に記されている、ヨシュアとイスラエル人達が旅したルートをたどってみる。カナンの地が現在のイスラエルであることを説明する。地図でイスラエルの場所を確認する。
申命記第34章とヨシュア記第1-2章の再話、「聖書の冒険物語:新しい指導者と彼の偵察隊」を読む。
この物語が、神様が約束を忠実に守られることを指し示していることに注目する。神様はイスラエルの民に母国を与えることを約束され、彼らはいよいよその地を所有するために入ろうとしている。ところが、全く労せずにその地を得られるという訳ではなかった。神様は、彼らにも自分達の役割を果たすようにと求められた。そして、イスラエルが従った時、神様は彼らと共におられ、彼らが超自然的に、そして奇跡的に、神様が彼らの先祖であるアブラハムに約束された地を、自分達のものとして要求することができたのだった。
ヨシュア記第3~6章の再話、「聖書の冒険物語:川にできた大通りと、最高に型破りな戦い」を読む。
私達はしばしば、偉大さと大きさ、数と力を同一視しがちだけれど、神様の力に関しては全くそうではないことを話し合う。神様は、大きいことが力の象徴であるという、この世の流儀には則されない。神様が強い者を用いられることはめったになく、ほとんどの場合は、弱い者を用いられる。(イザヤ書55:8とコリント人への第一の手紙1:27を参照。)
「聖書の偉人のぬり絵:ヨシュア」をする。
ヨシュア記第9~10章の再話、「聖書の冒険物語:カビの生えたパンでだまされる話と、太陽が静止した日」を読む。
「聖書の偉人クイズ:ヨシュア」をする。
以下は、ヨシュアの子供向けの再話物語のリンクです。
□ 「任されたヨシュア」、イラスト付きの再話物語(年少の子供向け)。
メモ:ヨシュア記を1節ずつ読む場合は、何回かに分けて、毎回1、2章ずつ学習するといいでしょう。以下は、ヨシュア記の重要な出来事です。
□ 神様がヨシュアに語られ、ヨシュアが民を導くようになる。(ヨシュア記第1章)
□ ヨシュアがエリコに偵察隊を送り込み、彼らはラハブによって救われる。(ヨシュア記第2章)
□ イスラエル人達が乾いた地を渡れるように、ヨルダン川が干上がる。(ヨシュア記第3章)
□ 神様が導かれたことを記念して、イスラエル人達は記念碑を建てる。(ヨシュア記第4章)
□ 主の軍隊の将軍がヨシュアを訪れる。(ヨシュア記第5章)
□ 神様がヨシュアに戦略を与える。ヨシュアはそれを実行し、7日後にエリコの城壁が崩れ去る。(ヨシュア記第6章)
□ ヨシュアとイスラエル軍が昼間の明るい内に戦えるように、神様が時間を止められる。(ヨシュア記第10章11-14)
□ ヨシュア記の第7章から第12章は、ヨシュアのその後のカナン征服の物語の続き。第13章から第21章は、征服した土地を各部族に分配した時の詳細。第22章から第24章は、カナンの地にとどまることに対する部族の約束。
□ 注:ヨシュアとカレブがカナンの地を探りに行った物語は、民数記の第13章と第14章に書かれており、カレブの学習プランでも触れています。↓
https://www.mywonderstudio.com/ja/parents-and-teachers/level-2-lesson-plan-hero-of-the-month-caleb/
寄稿:マイ・ワンダー・スタジオ・スタッフCopyright © 2012年、ファミリーインターナショナル