感謝の心という贈り物
わたしが地上にやって来たのは、みんなにお祝いしてもらったり、1年で最も多くの買い物をする日を始めるためではなかった。わたしが来たのは、君の永遠の救いのためだ。そのためには、地上に来る以外に方法はなかった。それは、たやすいことではなかった。だが、君の喜びと永遠の未来が危機にさらされていると分かっていたので、そうするだけの価値があった。
みんなが毎年わたしの誕生日を祝ってくれると、わたしはうれしい。世界中の大勢の人達がわたしを思い出してくれるからね。みんなが1年中わたしのことを覚えていてくれるなら、わたしはさらにうれしくなる。
今年のクリスマス、君はわたしに何を送ることができるだろう? いつでももらってうれしいのは、感謝の心という贈り物だ。大きなものでも小さなものでも、わたしからの祝福をありがたく思ってくれると、わたしはうれしくなる。
この世界が君にとって素晴らしい場所になるように、わたしが創造した自然や美しいものを、君がありがたく思っているのを見ると、わたしは楽しくなる。君がわたしのことを思ってくれるのが、わたしは大好きなんだ。困難でつらい状況でも、わたしを感謝することを見つけてくれるのは、さらに素晴らしい。
万事が順調な時に感謝するのは、たやすいことだ。だが、逆境の中でも感謝の気持ちを忘れないでいられるなら、それは、わたしが君のためによく取り計らってあげるという、より大きな信頼を表すことになる。それは、特別なことなんだ。わたしはそれに対して、より多くの祝福をもたらしてあげよう。
幸せな時も、悲しい時も、わたしに感謝しなさい。笑顔の時も、涙する時もね。健康な時も、病気の時もだ。成功する時も、失敗する時もだよ。豊かな時も、乏しい時も。万事がわたしの手の内にあると知って、感謝することだ。君が何に直面する時でも、わたしは常に君と共にいる。そして、万事が君の益になるように、取り計らってあげるんだ。
わたしが生まれた夜に賛美の歌を歌った天使達は、今日でも、賛美の歌を歌っている。彼らの声は、この世の騒音と忙しさの中でしばしばかき消されてしまっている。だが、注意深く耳をかたむけるなら、君にも聞こえるはずだ。天使と共に歌い、天の父に感謝しよう。
文:「アンカー」、2019年12月16日の「大いなる事」からの編集 絵:ジェレミー デザイン:ロイ・エバンス出版:マイ・ワンダー・スタジオ Copyright © 2021年、ファミリーインターナショナル