本物の魔術師
わたしは・・・本物の魔術師だよ!
もしわたしの魔術を見てみるなら、どの角度から見ても、すべてが本物で真実だとわかるだろう。創造物の美しさや、ちっちゃな赤ちゃんのすばらしい成長ぶり、そのほか数々の不思議を見てごらん。ごまかしも錯覚*もない。サタンは、自分に力があるように見せかけるが、やつの魔術はただのごまかしだ。わたしの魔術は本物だけどね!(*錯覚:実際とちがって見えたり聞こえたりすること。)
マジックショーの見えない部分で何が起こっているのかをよくよく見てみるなら、マジシャンとは、物事を魔法のように見せかける、単なるパフォーマーであることがわかるだろう。
サタンが神にそむいたのは*、1年生も終わらないのに学校を出て行ってしまったようなものだった。だがわたしは、地上で暮らす時間を通して学び続け、人間というものを知るにいたった。
*エゼキエル書の28:15-16には、神様はサタンをカンペキに造られたけれど、彼は悪の方に向かうことを選び、「暴虐*で満ち」たと書かれている。(*暴虐:荒々しく残酷なこと。)
わたしはあらゆる面でサタンより上だ。やつが堕落したのは、高慢になったせいなんだ。
サタンが何かのトリックをやる時には、わたしはすでに答えを知っている。必要なら、わたしは何かほかのものを取り出して対抗する。
サタンは、いかにも大きな力があるように見せかけようとする。わたしを負かせるとね。だが、サタンの力は、人々をこわがらせようとするだけで、もし人々がやつをこわがらなければ、その力はなくなる。サタンには人を錯覚におちいらせる力があるが、それだけさ。
覚えてるかい? わたしが本物の魔術師だってこと!
サタンには、わたしに従う者たちにわたしが授けた霊の力に打ち勝てるような力はない。問題は起こせても、もし君たちがわたしの力を使ってうち返すなら、本物の魔術師であるわたしが、それらの問題を打ち負かすだろう。
君とわたしがチームなら、サタンの攻撃は役立たずなんだ。