ロシア軍の大佐、イエスを見い出す
1940年代の共産主義下のルーマニアで地下教会の指導者だったリチャード・ウルムブランドは、ロシアに住んでいたころ、あるロシア軍の大佐と出会いました。
ロシア軍の大佐:「わたしは、神についてもっと知りたい。神を愛しているが、神について、何も知らないんだ!」
リチャード・ウルムブランド:「聖書を見たことがないのですね。わたしが、神の御子であるイエスの言葉やたとえ話を読んで差し上げましょう。イエスは、御自身を信じる者すべてに救いを与えるために、この地上にやって来られたのです。
この群衆を見て、イエスは山に登り、おすわりになると、弟子たちがみもとに来た。そこで、イエスは口を開き、彼らに教えて、言われた。
イエス:『心の貧しい者は幸いです。天の御国はその人のものだからです。悲しむ者は幸いです。その人はなぐさめられるからです。
イエス:柔和な者は幸いです。その人は地を相続するからです。義にうえかわいている者は幸いです。その人は満ち足りるからです。』*1*
リチャード・ウルムブランド:「イエスは多くのことを、彼らにたとえで話して聞かされた。『種を蒔く人が種蒔きに出かけた。・・・』」*2*
リチャードが、イエスの話されたたとえ話を大佐にもっと読んで聞かせると・・・
ロシア軍の大佐:じっとしてはおられない。うれしくておどりたいくらいだよ! 何て美しいんだ! このキリストを知らずに、一体どうやって生きていくことができようか?
ロシア軍の大佐:イエスの口から直接お言葉を聞いた人々はきっと、非常に喜んだことだろうね。
リチャード・ウルムブランド:はい、彼には大勢の弟子たちがいました。ですが、すべての人が喜んでいたわけではありません。たった3年間の活動の後・・・ここに書かれています。読んで差し上げましょう。
「そこで、ピラトはイエスをとらえて、むちで打たせた。兵士たちは、いばらで冠を編んで、イエスの頭にかぶらせ、紫の上着を着せた。それから、その前に進み出て、『ユダヤ人の王、ばんざい』と言った。そして平手でイエスを打ち続けた。ピラトは、もう一度外に出て来て、彼らに言った。『よく聞きなさい。わたしはこの人をあなたがたの前に引き出すが、それはこの人に何の罪も見いだせないことを、あなたがたに知ってもらうためである。』
イエスはいばらの冠をかぶり、紫の上着を着たままで外へ出られると、ピラトは彼らに言った、『見よ、この人だ。』 祭司長たちや下役どもはイエスを見ると、叫んで『十字架につけよ、十字架につけよ』と言った。こうして、彼らはイエスを引き取った。イエスは自ら十字架を背負って、されこうべ(アラム語ではゴルゴダ)という場所に出て行かれた。彼らはそこで、イエスを十字架につけた。イエスを真ん中にして、ほかの二人の者を両側に、イエスといっしょに十字架につけた。」*3*
ロシア軍の大佐:わたしは、救い主を信じていたのに・・・救い主が死んでしまうとは!
リチャード・ウルムブランド:驚かせてしまったようだ!
リチャード・ウルムブランド:友よ、そんなに悲しませてしまって、申し訳ありません。ですが、話にはまだ続きがあります! 聞いてください! 次をお読みしましょう!
さて、安息日が終わって、週の初めの日の明け方に、マグダラのマリヤともう一人のマリヤが、墓を見に行った。
すると、大きな地震が起こった。それは、主の使いが天から降りて来て、石をわきへ転がし、その上にすわったからである。
その姿は稲妻のように輝き、その衣は雪のように真白であった。御使いは女たちに言った、「おそれることはない。あなたがたが十字架におかかりになったイエスをさがしているのはわかっているが、もうここにはおられない。よみがえられたのである。
さあ、イエスが納められていた場所をごらんなさい。そして、急いで行って、弟子たちにこう伝えなさい、『イエスは死人の中からよみがえられた。』」
そこで女たちはおそれながらも大喜びで、急いで墓を立ち去り、弟子たちに知らせるために走って行った。すると、イエスが彼女たちに出会って、「おはよう。」と言われた。彼女たちは近寄って御足を抱いてイエスを拝んだ。
すると、イエスは言われた。「おそれることはない。行って、わたしの兄弟たちにガリラヤへ行くように言いなさい。そこでわたしに会えるであろう。」*4*
ロシア軍の大佐:主は生きておられる! 生きておられるんだ! わが救い主、わが主イエスは生きておられる!
大佐はひざまずいて、生まれて初めての祈りをしました。
リチャード・ウルムブランド:祈りましょう。
ロシア軍の大佐:神よ、あなたは何てすばらしい方なんでしょう! もしわたしがあなたでしたら、そしてあなたがわたしでしたら、わたしは決してあなたの罪をゆるしてはいなかったでしょう。
ロシア軍の大佐:ですが、あなたはわたしの罪をゆるしてくださいました。だからこそ、わたしは救われ、あなたを知るという、とてつもない喜びに満たされているのです。
MWSスタッフより
イースターは、イエス様が地上で生きられたこと、そして全人類に救いをもたらされたことを物語っています。主の真の目的は、死からよみがえられた時に始まりました! 十字架上で死に、また死からよみがえることによって、主は、わたしたちが神との近いきずなを築くための真っ直ぐな道を用意されたのです。主の十字架上の死は悲しいものですが、イースターには、イエス様がよみがえられたこと、わたしたちの罪をゆるし、死に打ち勝って、わたしたちに天国への入り口を与えてくださったことを思い出して、喜ぶ機会としましょう。
祈り:イエス様、わたしたちといっしょに暮らすために来られ、あなたのように生きることを教えてくださったことを、感謝します。わたしたちがゆるされ、安心してあなたの近くで暮らせるように、十字架の荷を負われ、死と罪に打ち勝ってくださったことを感謝します。あなたは、実にすばらしい方です!
脚注:
*1* 新改訳聖書、マタイの福音書 5:1-6
*2* 新改訳聖書、マタイの福音書 13:3
*3* ヨハネによる福音書 19:1-6, 16-18 参照
*4*マタイによる福音書 28:1-3, 5-10 参照