聖書の偉人

使徒パウロ

別名：タルソのサウロ

驚くべき事実：この人は、以前からイエス様の弟子だった訳ではない。事実、サウロについて書かれている最初の個所は、初代教会の弟子ステパノが石打ちにされる場面だ。サウロは、そこで起こっていることを見張っていた。*1*　キリスト教は危険な信仰で、やめさせなければならないと固く信じていたサウロは、次々と家に押し入って、イエス様の信者達を投獄し始めたんだ！　ある日、もっと多くのクリスチャン達を迫害するためにダマスコ（ダマスカス）へ向かう途中、サウロは光に打たれて目が見えなくなり、馬から転げ落ちた。

「サウロ、なぜわたしを迫害するのか？」と呼びかける声がした。

「あなたはどなたですか？」と、サウロはたずねた。

「わたしは、あなたが迫害しているナザレのイエスだ。」

この経験の後、聖霊がアナニヤを送って、サウロの目のために祈らせると、サウロの目がいやされた。サウロはパウロと名前を変え、すぐさま、イエス様についての福音を人々に伝え始めた。それ以来、投獄や暴力的な取り調べ、船の難破、陰謀、貧困や飢え、宿無し状態、石打ちなど、何ものもパウロを止めることはできなかったんだ！

知っていたかな？　パウロはユダヤ人だっただけではなく、ローマ市民でもあった。パウロはそれを利用して、それぞれの文化の人々に分かりやすい立場から話したんだ。

パウロのすごい所：パウロは、何事にも全身全霊で取り組んだ。パウロはこう言っているよ。「ユダヤ人には、ユダヤ人のようになった。ユダヤ人を得るためである。律法の下にある人には、わたし自身は律法の下にはないが、律法の下にある者のようになった。律法の下にある人を得るためである。」*2*

君にもできる：少しでもやる価値のあることなら、それは心からやる価値があるということ。「すべてあなたの手のなしうる事は、力をつくしてなせ。」*3*

*1* 使徒行伝の7:58を見てね。

*2* 口語訳聖書、コリント人への第一の手紙 9:20

*3* 口語訳聖書、伝道の書 9:10