山上の垂訓
ある時、イエス様は 山の 中腹に 登って、ついて来た 人たちに 数々の 祝福についての お話を された。それは、「山上の 垂訓(説教)」とも 呼ばれているよ。そこで イエス様は、神様を 敬う 暮らし方とは どんな ものかや、愛を どのような 行いで 表すかや、ゆるすことの 大切さなどについて、みんなに 教えられた。そして、神様が ご自分の 子どもたちを どんなに よく 世話してくださるかや、主の 教えに 従うことの 大切さを 説明されたんだ。
イエス様が、今では 「主の 祈り」として 広く 知られている お祈りを 教えてくださったのも、この時だよ。この 祈りは すばらしい 祈りで、今日の この日まで、世界中で 多くの 人たちに 祈られているんだ。
天に います われらの 父よ、み名が あがめられますように。み国が 来ますように。み心が 天に 行われるとおり、地にも 行われますように。わたしたちの 日ごとの 食物を、今日も お与えください。わたしたちに 負債のある 者を ゆるしましたように、わたしたちの 負債をも おゆるしください。わたしたちを 試みに 会わせないで、悪しき 者から お救いください。(国と 力と 栄えは、とこしえに あなたの ものだからです。アーメン。)
山上の 垂訓については、マタイによる 福音書の 5~7章で 読んでね。「主の 祈り」は、マタイによる 福音書の 6章9-13節と、ルカによる 福音書の 11章2-4節に 書かれているよ。