守りの やぐら*
主の 名は 堅固な やぐらの ようだ。正しい 者は その 中に 走りこんで 救いを 得る。
(箴言 18:10、口語訳聖書)
マット:イエス様、どうやって イエス様の 堅固な やぐらに 走りこんだら いいんですか?
イエス様:やぁ! わたしに 助けを 求め、わたしが 君の パパや ママを 通して 示すことに 聞き従えば、わたしの やぐらの 中に 走りこめるよ。
マット:どうして、聖書の この 約束には、ぼくが イエス様の やぐらに 走りこまなくちゃいけないって 書いてあるんですか? イエス様は 全能だから、ぼくが わざわざ 来なくても、どこに いても 守れるんじゃないですか?
イエス様:頼まれていない 時でも、わたしは しばしば 君を 守っているんだよ。
マット:そう 言えば、そうですね。きのうは、クリケットを する 前に 安全の ために 祈るのを わすれて、もう ちょっとで 打っている 人の バットに 当たるところだったけど、守ってくださって ありがとうございます。
イエス様:どう いたしまして!
イエス様:それでも 君は、何を するにも、どこに いても、わたしが 常に 守ってあげる わけでは ない 理由を 聞きたいんだね?
マット:はい。聖書の 約束は、こういうのでも いいんじゃ ないですか?
「主は 堅固な 盾。人が 何を していても、また どこに 行っても、自動的に 守ってくれる。」
イエス様:じゃあ、たとえば 君が 10階建ての ビルの 屋上の 手すりで 片足立ちを するみたいな おろかな ことを しても、わたしに 守ってほしいって 言うのかい?
マット:もちろん、そんな バカな まねは しませんよ。
イエス様:それか、アイスクリームや ケーキや お菓子ばかりを 食べて、果物や 野菜は めったに 食べなくても、健康で いさせてほしいのかな?
マット:う~ん、それは いい 考えかも。そしたら、毎日 甘い お菓子を 食べたいだけ 食べても、元気で いられるもの。
イエス様:どうして その 約束には わたしの やぐらに かけこまなくては いけないと 書かれているのか、理由が あるんだ。それは、君が わたしの そばに いるのが 大切だからだよ。君の パパや ママや わたしが 君に、これを しなさいとか、あれを しちゃ いけないとか 言う時、それは、君の ためなんだ。わたしに 守ってもらう ためには、正しい 場所に いるための 努力が 必要なんだよ。わたしの 元に 来なくちゃ いけないんだ。つまり、ママや パパや わたしの 言うことを 聞いて、できるだけの ことを しなくちゃ いけないって いうことだ。良い 人生を 送るための 指示に 従うって ことさ。
お父さん:マット、パパが 頼んだ 時に すぐ 手伝ってくれて、ありがとうよ!
マット:お安い ごようだよ、パパ!
イエス様:マットを 祝福するのは 簡単だな。素直な いい子だもの!
イエス様:言いつけを よく 守っている 時には、わたしに よく 世話してもらえるだろうという 信仰も、持ちやすいよね。
マット:そう 言えば、先月 カゼを ひいた時 すぐ 治ったのは、お菓子ばかりじゃ なくて、ちゃんと 果物や 野菜も 食べていたから、イエス様が ぼくを 祝福してくれた せいですね。
イエス様:正しい 食生活を するっていう 指示に 従っていたんだね。
マット:それから、食べる 前には イエス様に 食べ物を 感謝していました。
イエス様:知ってるよ。わたしも 感謝の 言葉を 聞けて、うれしいよ!
イエス様:もう1つ、覚えていて ほしいこと。わたしは、奇跡の 神だって いうことだ! だから、わたしの 近くに いれば、奇跡が 起こる 場所に いれるんだよ。
マット:うわぁ、そんなふうに 考えると、わくわくするなぁ!
マット:イエス様、答えてくださって ありがとう! 愛してます!
終わり
脚注:
*やぐら:見張りなどを するための 高い 建物。