コートを 着る
サム:イエス様、ぼくは、どうしても 親切で やさしくする 気分に なれないことが あります。例えば この前は、ぼくが ダイニングルームの 床を はいていた 時、弟は テーブルを ふいていて、ぼくが はいたばかりの 床に、食べ物の くずを みんな 落としちゃったんです。
イエス様:分かるよ。そういったことが あると、十分な 愛を 持てないんだね。だからこそ、君を 助けるために わたしが いるんだ。わたしは 魔法の 愛で 君を おおって、そういった 不快な 気分を ふっとばしてあげよう!
イエス様:保護バリヤーが どんな ものか、考えてごらん。わたしの 愛も、それと 似た 働きを するんだ。賛美を もって この 保護バリヤーの 中に 入ると、わたしへの 経路が 開かれ、わたしが 君や 君の 周りに もっと たくさんの 愛を ふり注ぐことが できるように なるんだよ。
イエス様:それは、よろいを 着るよりも いいんだ。だれかが 君を いらいらさせるような ことを しても、それから 守ってくれるだけでは なく、そういった 不快な 気持ちを、魔法のように、愛や やさしい 行いに 変えてくれるんだ。
イエス様:愛とは、そんなに 力強いんだよ。わたしが 愛だっていうことを、忘れちゃ いけない。わたしは、かなり 強いってことだ。だから、もっと 大きな 愛を もつための ヒケツは、わたしを 着ることだよ。そして、自分の 気に入らないことが 起こった 時でも、すぐさま わたしを 賛美し、感謝するんだ。
サム:どうやったら、イエス様を 着ることが できるのですか?
イエス様:わたしを 着るのは、ロングコートを 着るような ものだよ。コートは、ただ 腕に 持っていたり、そばに 置いておくための ものでは ないだろう? 体を 温め、寒さから 守られるには、着なくては いけないよね。
イエス様:わたしを 賛美し、わたしの 言葉を 読み、従い、わたしを 愛し、わたしと おしゃべりし、わたしの 声に 耳を かたむけて、わたしと いっしょに 時間を 過ごせば、わたしを 着ることが できるよ。
サム:それは、とても 楽しそうですね。・・・ぼくが、そういったことを 忘れないと いいんだけど。
イエス様:心配しなくても だいじょうぶだよ。もし 忘れたら、わたしが 思い出させてあげよう。そして、そういったことを 思い出したら、それは、わたしが 君と いっしょに 時間を 過ごそうと さそっているという ことだからね。わたしは、君と いっしょに いたいと 思っているのだから。