主の 祈り
マタイによる 福音書 6:9-13を 勉強しよう
弟子たちが イエス様に、どんなふうに 祈ったら いいのかを たずねると、イエス様は この お祈りを 教えてくださったんだよ。
天に います われらの 父よ、み名が あがめられますように。
神様は、わたしたちの お父さんだよ。わたしたちを 造られたのは 神様だからね。
詩篇103:19には、こう 書いてある。「主は その 玉座を 天に すえられた。」 神様は 霊で、天国は、神様が おられる 霊の 世界だよ。
「あがめる」とは、聖なるものに 対して 大きな 尊敬を 示すことだよ。(「神様と どんなふうに 接したら いいの?*1*」も 見てね。)
み国が 来ますように。み心が 天に 行われるとおり、地にも 行われますように。
神様の 国、つまり 天国で なされることは すべて、愛のうちで 行われるんだ。だから ここでは、天国で すべてが 愛に 導かれているように、神様の 愛が わたしたちの 地上の 暮らしも 導き、治めてくれるようにと 祈るんだよ。
イエス様が 神様の ひとり子として わたしたちのために 死なれたことを 信じ、受け入れるなら、わたしたちは、イエス様が 神様の 愛を わたしたちの 暮らしの 中に もたらせるように、心を 開いていることに なるんだ。
わたしたちの 日ごとの 食物を、きょうも お与えください。
「日ごとの 食物」とは、わたしたちが 毎日の 暮らしで 必要と している 物の ことだよ。つまり、神様に 必要な 物を 供給してくださいと お願いするんだ。「わたしの 神は、ご自身の 栄光の 富の 中から、あなたがたの いっさいの 必要を、キリスト・イエスにあって 満たしてくださるであろう。」(ピリピ人への 手紙 4:19)
わたしたちに 負債のある者を ゆるしましたように わたしたちの 負債をも おゆるしください。
ここでいう 「負債」とは、わたしたちが してしまった、神様や ほかの 人たちを きずつける 過ちの ことで、「負債のある 者」とは、わたしたちを きずつけるような ことを してしまった 人たちの ことだよ。( 「輝く小石:人を ゆるすなら*2*」を 読んでね。)「もしも、あなたがたが、人々の 過ちを ゆるすならば、あなたがたの 天の 父も、あなたがたを ゆるしてくださるであろう。もし 人を ゆるさないならば、あなたがたの 父も、あなたがたの 過ちを ゆるしてくださらないであろう。」(マタイによる 福音書 6:14-15)
わたしたちを 試みに あわせないで、悪しき者から お救いください。
ここでは 神様に、わたしたちの 暮らしを 導き、過ちでは なく 正しいことが できますようにと お願いするんだ。神様には、わたしたちが 正しいことを するのを 助ける 力が あるからね。「主は、信心深い 者を 試練の 中から 救い出す。」(ペテロの 第二の 手紙 2:9)
国と 力と 栄えは、とこしえに あなたの ものだからです。アーメン。(新改訳聖書、マタイの 福音書 6:13)
ここの 最後の 一節では、神様に 栄光を 帰し、賛美するんだ。神様は、わたしたちの 賛美を 喜んでくださるからね。賛美は、神様に 感謝を 表す 方法なんだ。「わたしは ほめまつるべき 主に 呼ばわる。」(詩篇 18:3)