だれが その 役割に ぴったり？
ある男が、ロバと オウムを 連れて、旅に 出た。今までに 行ったことの ない 地へ 向かう 長旅だった。
男は、旅に 必要な ものを すべて 大きな 袋に つめ、その 重い 荷物を 自分の 背中に かついだ。
道が 分からなかったので、男は ロバを 先に やって、目的地に 向かう 道を さがさせた。その間、男は 重い 荷物を 必死に 運んだ。
夜には みんな、へとへとだった。気持ちも ふさぎ、お腹も ペコペコだった。方向感覚の 悪い ロバは、結局 みんなを 堂々めぐりさせただけだった。食べ物を 探すために 送り出された オウムは、ミミズを つかまえて もどって来た。
３日目が 過ぎ、彼らの キャンプの そばを 通りがかった 人が、彼らの 苦情を 耳に した。それで 立ち止まって、助言を してくれた。
通りがかりの人：ロバは、力持ちです。重い 荷物だって、軽々と 運べますよ。オウムは、先に 飛んで行って、目的地への 道を 見つけてくることが できるでしょう。そして あなたは、こんな 重い 荷物を かつぐのは やめて、食事を 用意したら いかがでしょうか。
その夜、男と オウムと ロバは、通りがかりの 人が くれた 助言について 考えた。朝に なると、その 助言を 試してみることで みんなの 意見が まとまった。そして 各自、新しい 役割に 取りかかった。
すると 旅は 順調に 進み、もっと 楽に なった。ほどなくして、彼らは 目的地に 着くことが できた。
そして、また 旅に 出る 時は、それぞれが 自分の 最も 得意な 仕事を しようと 決めたのだった。
・あなた特有の 才能は、何ですか？
・あなたの 兄弟姉妹や、クラスの ほかの 子供たちは、どんな 才能を 持っていますか？
・どうしたら、このような 才能を、たがいに 助け合うために 使えるでしょうか？