シャドーボックス:旧約聖書物語:羊飼いの 少年と 巨人
イスラエルの サウル王が ペリシテ軍と 戦っていると、ペリシテ軍の 中から 巨人が 出てきて、イスラエル軍に 戦いを 挑んできました。
その 巨人 ゴリアテが 言いました。「わたしと 戦う 者を 一人 出せ。もし わたしを 殺せたら、ペリシテ人は おまえたちの 家来に なる。だが、わたしが その 者を 殺したら、おまえたちが われわれの どれいに なるんだぞ!」
サウル王の 軍には、ペリシテ軍の 中で 最も 大きく 強く、おそれられている 男と 戦うという 挑戦を 受けて 立とうという 兵士は、一人も いませんでした。ところが、不意に ある 若者が 声を 上げました。「わたしが 行って、戦いましょう。」
兵士では ない、この 若い 羊飼いは、石投げと 石だけで、荒々しい 巨人に 勇ましく 立ち向かって 行ったのです。少年は さけびました。「おまえは、つるぎと、やりと、たてで、わたしに 向かって くるが、わたしは 神の 名に よって、おまえに 立ち向かう。今日、主は おまえを わたしの 手に 渡されるであろう!」
そして、神様は 勝利を 与えてくださったのでした! その 若い 羊飼いの 名前は、ダビデです。後に、ダビデは イスラエルの 王様に なります。
サムエル記上 第17章に その お話が 書かれているので、読んでみましょう。
文:ディディエ・マーティン 絵:ディディエ・マーティン デザイン:ステファン・ミーラー
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