聖書の 奇跡の 物語:ダニエルが ライオンから 救われる
(ダニエル書 第6章 16-23節)
この物語は、30日間は だれも 神様に 願い事を して 祈っては いけないという ダリヨス王の 作った 法律にも かかわらず、ダニエルが 人から 見える 所で 祈っていた ことから 始まりました。
ダリヨス王は、自分の 定めた 法律によって、ダニエルを ライオンの 穴に 投げこまなくては ならない 状況に なってしまいました。王様が ダニエルに 言いました。「どうか、あなたが いつも 仕えている 神が、あなたを 救ってくださるように。」
穴の 入り口が 石で ふさがれ、王様は 指輪の はんこで 封印を しました。王様は 宮殿に 入ると、その 夜は 一睡も できず、一晩中 断食を しました。
次の日、夜が 明けると 王様は すぐに、ライオンの 穴へと 急ぎました。穴に 近づくと、王様は 心配そうに 声を あげました。「生ける 神の しもべ ダニエルよ、あなたが いつも 仕えている 神は、あなたを ライオンから 救うことが できたか?」
すると、ダニエルが 王様に 返事を しました。「王様、どうかいつまでも生きながらえられますように。わたしの神は天使を送って、ライオンの口を閉ざしてくださいました。それで、ライオンがわたしに危害を加えることはありませんでした。わたしに罪のないことを神はご存じだからです。そして王様、わたしは王様に対しても、何も悪いことはしていません。」
王様はたいそう喜んで、ダニエルをライオンの穴から出すようにと家来に命じました。ダニエルは、その身に何のきずも受けていませんでした。神様に信頼していたからです。