聖書の 奇跡の 物語:バラムの ロバが しゃべる
(民数記 第22章 21-31節)
バラムは モアブの 王様に、砂漠を 渡って モアブの 方へ 向かって来る イスラエルの 人々に 対し、いつわりの 預言を して のろってほしいと 頼まれていました。けれども 神様は、イスラエルは 祝福された 民なので のろっては ならないと バラムに 告げました。
けれども 翌朝に なると、バラムは ロバに くらを 乗せ、モアブの 高官たちと いっしょに、イスラエルを のろうために 出かけて行くことに したのでした。
神様は、彼らと いっしょに 出かけて行ったことで バラムに いかりを 発せられました。それで 主の 天使が 道の とちゅうに 立ち、バラムを 行かせまいと しました。ロバは つるぎを ぬいた 天使を 見て、道から それて 畑に 入ってしまいました。バラムには 天使が 見えなかったので、ロバを 打って 道に もどそうと しました。
その後、天使は 道の 両側に 石がきの ある 道に 立ちはだかりました。ロバは 天使を 見ると、石がきに すり寄ったので、バラムの 足も 石がきに ぶつかりました。それで、バラムは また ロバを 打ちました。
今度は 天使は もう少し 先に 行って、右にも 左にも それることが できないほど 細い 道に 立ちはだかりました。ロバは 天使を 見ると、うずくまって しまいました。バラムは、またもや ロバを 打ちました。
すると、神様は ロバの 口を 開かれたので、ロバが 言いました。「わたしが あなたに 何を したのですか? あなたは わたしを 3度も 打ちました。」
その時、主は バラムの 目を 開かれました。バラムは、つるぎを ぬいた 天使が 道に 立っているのを 見ると、地面に うつぶせに なって ひれふしました。
最終的に、バラムは 神様に 従って、イスラエルを 祝福したのでした。(民数記の 第23章を 読んでね。)