神様に 祝福された ヨセフ
ヨセフの 物語は、聖書の 創世記 第37章と 第39-41章に 書かれています。
ヨセフの 父ヤコブは、ヨセフが 幼い 時から、他の どの 兄弟たちよりも ヨセフを 愛し、特別な 上着まで 与えました。
ヨセフの 兄弟たちは、父親が ヨセフを ひいきするのを ねたんでいました。ヨセフ自身も、自分が いつか 兄弟たちを 治めるように なる 夢を 見たなどと 話して じまんしたので、兄弟同士の 関係は さらに 悪く なりました。
そして ついに、ヨセフへの ねたみは、兄弟たちを 思いも 寄らない 行動に かり立てました。ヨセフが 十代の 時、兄弟たちは 彼を どれい商人に 売ってしまったのです。
どれい商人は、ヨセフを エジプトに 連れて行き、エジプトの 王宮警備隊長の ポテパルに 売りました。どれいとして、ポテパルの 家で 働くためです。
時が たつうちに、ポテパルは ヨセフの 仕事への 勤勉さと 忠実さに 感心して、彼を 家令頭に 任命します。
ポテパルの 家で、ヨセフは エジプト人の 生活様式や 言葉や 文化を 学ぶことが できました。
ところが、長年の間 ポテパルに 忠実に 仕えた 後、ヨセフは 突然 ろうやに 入れられて しまいます。ポテパルの 妻が、彼が 無作法だったと うそを ついて、彼を うったえたからです。
ろうやの 中でも、神様は ヨセフを 見捨てることは ありませんでした。この時を 使って、神様は 引き続き、ヨセフの 人生に 計画しておられた ことを 準備していたのです。
ヨセフが ろうやに いた 間、ろうやの 責任者は、ヨセフが 信頼に 値する 人である ことを 見い出しました。
ヨセフは、両親から 教わったように、一生けん命 神様の 教えに 従って 暮らしていました。その結果、神様は ヨセフの 人生を 祝福されました。そして、ヨセフは 他の 囚人たちを 監督する 責任者にまで なったのです。
ろうやの 中での 地位が、ヨセフを 神様の ご計画の 次の 一歩へと 導く ことに なります。それは、パロのために 働く ことでした。
ろうやの 中で、ヨセフは 二人の 人が 見た 夢の 解き明かしを しました。二人とも、かつて 宮殿の 中で 働いていた 人たちでした。パロの 給仕役長を していた ほうの 人は 後に 解放され、ヨセフが 夢の 解き明かしが できる ことを パロに 伝えます。ヨセフは、自分では 夢の 解き明かしは できないけれど、必要な 時には 神様が 助けてくださると 信じていました。
パロが 見た 夢の 解き明かしを することで、ヨセフは パロに、大きな ききんが 起ころうと している ことを 知らせます。そこで パロは、エジプト中を 管理するために、エジプトで 王に 次ぐ 第2位の 地位を ヨセフに 与えることに なったのでした。
エジプト中で 第2位の 位に ついた ことから、ヨセフは、自分の 父親と 兄弟たちと その家族が ききんを 生きのびるのを 助けることが できたのです。
神様は、一見 困難に 思えるような 状況でも、良い 状況に 変えることが できます。神様は、あなたの ためにも、そうしたいと 願っておられるのですよ!
あなたへの この約束を、覚えておきましょう:
「神を 愛する 人々、すなわち、神の ご計画に 従って 召された 人々の ためには、神が すべての ことを 働かせて 益と してくださる ことを、私たちは 知っています。」(新改訳聖書、ローマ人への 手紙 8:28)
ヨセフが したように、最善を つくして 神様の 教えに 沿った 暮らしを しましょう。そして、神様が すべてを 良い 結果に してくださると 信頼しましょう。神様は、最悪と 思えるような 状況でさえも、あなたや 周りの 人たちにとって 恵みと なるように 変えることが できます。ちょうど、ヨセフのために そうしてくださったように!