ふざけないで 楽しもう
お父さん:ビリー、ルル。そんなに バタバタしてたら、ケガを するよ。
ビリー:でも 楽しいんだ!
お父さん:楽しいのは 結構だが、不注意だぞ。もっと 静かに しなさい。
ビリーとルル:はい、お父さん!
日曜学校で
お父さん:楽しいのと ふざけることの ちがいについて、聖書に 何と 書かれて いるか、聞きたいかな?
アンディ:はい!
サム:はい!
神様は、みんなが 幸せで いるのを 望んでおられる 幸せの 神様だ。だけど、楽しさが 度を こして 悪ふざけに なってしまうと、ついつい 自分や 周りの 人達の ことを 忘れて、だれかに ケガさせて しまったりする ことも あるんだ。
イエス様:君達が 楽しく 過ごしていると うれしいけど、安全にも 気を つけるんだよ。
正しい 方法で 楽しんでいる 時には、自分も 周りの 人達も 幸せに なる。
両親や 先生の 言うことにも 従って、正しいと 知っている ことを するだろう。
だけど、不注意に なったり 不従順で いると、自分や だれかに ケガを させたり、何かを こわしてしまう ことも ある。ふざけていると、するべき ことの さまたげになる ことも あるしね。
男の子たち:クスクス! クスクス!
聖書には、「おろかな 者の 計る ところは 罪で あり、」(口語訳聖書、箴言 24:9)と 書かれている。つまり、軽率な おろかさは 悪い 行いを 生み、私達を 知恵から 遠ざけるんだ。
辞書には、「おろかさ」とは 「軽率なこと、ばかげていること、分別や 知恵が ないこと」と 書かれている。
つまり、ふざけている 時には、知恵が なく、後先の ことを 考えていないという ことだ。
そういう 時には、イエス様が 君達を 守るのが もっと むずかしく なる。イエス様や 両親や 先生の 言うことに 聞き従って いないからだ。
不従順や おろかさの せいで、最悪の 事故が 起こることも あるんだよ。
お父さん:ふざけていたり 不従順の せいで、トラブルに なったことは あるかな?
ルル:ベッドルームで でんぐり返しを して 遊んでいた 時の ことなんだけど。
お母さん:そろそろ 片付けて、ねる 準備を しなくちゃね。すぐに もどって 来るわ。そしたら お話を 読んであげるわね。
ルル:見て。わたし、ベッドの へりを 渡れるのよ!
ルル:いたい!
その後、クリニックで・・・
ルル:ベッドの へりを 渡るなんて、バカだったわ。お母さんに 言われたように、ねる 準備も してなかったし。
お父さん:楽しいからって、まちがった 時に 無分別に ふるまってしまう ことも あるよね。
ビリー:授業中に、おたまじゃくしから 育てた カエルで 遊んでた 時の こと?
ビリー:カエルを 水そうに もどすように 言われたのに、そう しなかったから?
お父さん:みんな、カエルを 水そうに もどす 時間だ。
お父さん:理科の 教科書の 343ページを 開いて。順番に 読んで もらおう。ポーリーン、君からだ。
ルル:クスクス!
しばらくして・・・
お父さん:カエルの 消しゴムが 2個 あるんだ。正解の 一番 多い 2人の 人に あげよう。
お父さん:カエルの 消しゴムは、ポーリーンと ティムの ものに なるな。課題を ちゃんと やっていたからね。
お父さん:それは いい 例だね。最初は カエルと 遊んでて 楽しかったけど、いつ 脱線したんだい?
ビリー:言われたように カエルを 水そうに もどさないで、コップの 中に かくした 時。
ルル:授業に 耳を かたむけないで、カエルを 見て クスクス 笑ったり してた 時。
ルル:この前の お泊りの 夜は、そうぞうしく していて、知恵が なかったわ。
ビリー:何かを こわしたり、ケガしてたかも しれないよね。
楽しみが、知恵の ない おろかな ふるまいに ならないように しよう。
両親や 先生の 言いつけを 守るのを 忘れずにね。彼らは、君達が 分別を もって 楽しむ ことを 教えてくれるよ。
「主を おそれる ことは 知識の はじめで ある、おろかな 者は 知恵と 教訓を 軽んじる。」(口語訳聖書、箴言 1:7)
「賢い 者は 災を 見て 自ら 避け、思慮の ない 者は 進んでいって、罰を うける。」(口語訳聖書、箴言 22:3)
「おろかなる 者の 声は 言葉の 多い ことによって 知られる。」(口語訳聖書、伝道の書 5:3)
楽しみが、軽率な ふるまいで 問題に なったり、他の 人の めいわくに なったような ことは あったかな?