神様の りっぱな 母親たち
イエス様:わたしは、母親たちを 愛しているよ! 子供たちを 本当に よく 世話してくれて、ありがとう!
君が 心から お母さんを 愛していて、君のために してくれる すべてを 感謝していることを 表すのを わすれずにね! 特に 母の日や お母さんの たん生日には、もっとだよ。でもね、どんなに お母さんを 愛しているかを 表す 機会は、1年中 いくらでも あるんだよ。
ここから 後の ページでは、聖書に 出てくる 8人の 特別な お母さんたちを 紹介するよ。1人1人に ついての くわしい 話も、聖書で 読んでね。
お話の 中で、君の お母さんに にている 部分は ないか、さがしてみよう。
お母さんのために 祈る 時は、聖書の 時代に 活躍した この すばらしい お母さんたちに、それぞれの 強みを 生かして 君の お母さんを 助けてくれるように お願いしたら いいよ。
この後の ページに えがかれている お母さんの 特質は、君の お母さんにも 当てはまるよ。
お母さんのような 愛を 君に 示してくれる 女の人を、ほかにも 思いつくかな?
アブラハムの 妻サラは、赤ちゃんを 産むには 年を 取り過ぎていたけど、それでも 神様は 子どもを お授けできると 信じた。サラの 信仰は むくわれ、息子イサクを 授かったんだ。彼女が イサクを 神様の 道に 沿って しっかりと 教え育て上げたおかげで、イサクは 神様に 従う、民の 良い 指導者に なったんだよ。
創世記 18:9-15と21:1-7を 読んでね。
ヨケベデは 自分の 赤ちゃんを 愛していたので、パロが ヘブル人の 男の 赤んぼうは 全員 ナイル川に 投げ入れよと 命じた時、赤ちゃんの 命を 救うために、あることを 考えついた。かごを 編んで 水が 中に 入らないように し、その中に 赤ちゃんを 入れて、川に 浮かばせておいたんだ。それには、強い 決意が 必要だったんだよ。
その 赤ちゃんが、モーセだ。モーセは パロの 娘に 見つけられた。パロの 娘は ヨケベデを やとって、赤ちゃんが 成長するまで 世話を させたんだ。その後 モーセは パロの 宮殿で 育てられ、教育を 受け、後に なって、エジプトから ヘブル人を 導き出すために 神に 用いられたんだよ。
出エジプト記 2:1-10を 読んでね。
モアブ人ルツは、イエス様の 先祖の 1人だよ。ルツは、ヘブル人の 夫が 死んだ後、夫の 母親を 世話するために、自分の 民を はなれ、ベツレヘムに 移り住んだ。義理の母への そのような 献身ぶりと 思いやりを 神様は 大いに 祝福され、ルツを ダビデ王の ひいおばあさんに されたんだ。
ルツ記 1-4章を 読んでね。
マタイによる福音書の 1:1-16を 読むと、どうして ルツが イエス様の 先祖なのかが わかるよ。
サムエルは、旧約聖書に 記されている 最も 偉大な 預言者の 1人だ。彼についての くわしい 話は、聖書の サムエル記上と サムエル記下で 読んでね。
サムエルの お母さん ハンナは、結婚して 何年も たつのに、ずっと ほしかった 子どもが できなかった。ある日、ハンナは 神様に 祈った。もし 神様が 彼女に 男の子を お授けくださるなら、その子を 神様に 仕えるために お返ししますってね。ハンナは、神様には その願いを かなえることが できると 確信していたんだ。
その 約束を して まもなく、ハンナは 身ごもった。そして 生まれた 子に、サムエルという 名前を 付けた。ハンナは サムエルが まだ 幼い時に、神様の 道に 沿って 教え育ててもらえるようにと、神殿の 祭司エリの もとに 連れて行った。神殿は 遠く はなれていたので、その後は 1年に 1度しか 会えない。だから、それは ハンナにとって つらいことだったんだよ。だけど ハンナは 心から 神様を 愛していたし、サムエルを 授けてくださったのは 神様だからね。感謝し、喜んで サムエルを 神様に 返したんだ。
神様は、サムエルを ささげた ハンナを 祝福し、その後 もっと 子どもたちを 授けてくださったんだよ。
サムエル記上第1章を 読んでね。
ザレパテの やもめは、彼女と 息子に 残っていた 最後の 小麦粉と 油で パンを 焼いてほしいと 預言者エリヤに 頼まれた時、その 最後の 食べ物を 彼に 差し出した。ききんの 時に そんなことを するには、大きな 信仰と 従順が 必要だったんだよ。
エリヤは やもめに、もし そうしてくれるなら、神様が 彼女を 祝福して、小麦粉と 油を もっと 与えてくださると 約束した。ザレパテの やもめは 神様の 約束を 信じ、残っていた 最後の 食べ物を エリヤに あげたんだ。神様は それを 祝福し、ききんの間 ずっと、彼女と その 男の子と エリヤが 食べるのに 十分な 食べ物が あるように されたんだよ。
ザレパテの やもめは、息子のために できる 最善のことは、神に 従うことだって、知っていたんだね。
列王記上 17:10-24を 読んでね。
そして、イエス様の 献身的な 地上の 母親マリヤ。彼女は 男の人と いたわけでも なく、結婚も していなかったから、人々に どう 思われるか 心配して、神様に「それは 無理です」って 言うことも できたけど、こう 答えたんだ。「わたしは 主の はしためです。お言葉通り この身に 成りますように」(ルカ1:38)。彼女は 神様の 呼びかけに 応え、その結果、歴史上「恵まれた」人として 名が 残ったんだよ。ちょうど、彼女が 預言した通りに なったんだ。(ルカ1:48を読んでね。)
ルカ 1-2:20を 読んでね。
マリヤの いとこの エリサベツも、特別な 母親だった。「神の み前に 正しい」人だったけど、子どもが できないまま 年を 取ってしまった。神様には エリサベツのために 特別な ご計画が あったんだね。彼女を 老年で、バプテスマの ヨハネの 母親に されたんだ。ヨハネは、イエス様のために 道を 備えた 預言者だよ。
神様と その み言葉を 知るようにと、自分の 子供たちを 教え育てた 忠実な 母親たちが いなかったら、初代教会は あれほどの 進歩を 遂げなかっただろう。パウロの 最も 忠実な 従者の 1人、かつ 弟子だった テモテは、母親ユニケと 祖母ロイスによって、神への 強い 信仰の 内に 育てられた。み言葉の 内に テモテを 教え育てた 彼女たちの 勤勉さは、後に、テモテが 大人に なって パウロと 共に 神様に 仕えるように なった時、初代教会を 前進させるのに 役立ったんだよ。
第2テモテ1:5を 読んでね。