神様の 恵み
「主よ、あなたは 正しい 者を 祝福し、たてを もって するように、恵みを もって これを おおい守られます。」(口語訳聖書、詩篇 5:12)
イエス様が 助け支えてくださると 信頼し、主が 教えてくださったように 暮らそうと 努めているなら、主が 愛情深い 恵みの 「たて」で わたしたちを 守ってくださる ことを 頼みに できます。良い 時も 悪い 時も、神様は 共に いて、世話してくださると 確信して いいのです。たとえ がっかりするような ことが あったり、物事が 思い通りに いかない 時でも、神様は わたしたちと 共に おられます。
聖書に、神様は 「正しい 者を 祝福し」と ありますが、それは、神様の 恵みを 受けるためには 完ぺきで なければ ならないという 意味では ありません。わたしたち 一人一人が、罪を 犯したり あやまちを 犯すことを、神様は ご存知です。
神様は、こう 言っておられます。「わたしを 愛する 者を、わたしは 愛する。わたしを 熱心に さがす 者は、わたしを 見つける。」(新改訳聖書、箴言 8:17)
では、神様の 恵みの 「たて」で 守っていただくために わたしたちが すべきことは、何でしょうか? ただ 神様の 方を 向いて、神様に 愛を 示し、最善を つくして 神様の 望んでおられるように 暮らせば いいのです。
神様は わたしたちが 最善を つくすことを 望まれます。また、わたしたちが 期待に およばず まちがったことを してしまっても、より良く やろうと イエス様に 助けを 求めると、ゆるしてくださいます。
そして それこそが、神様の 目から 見ると 「正しい」ことなのです。神様は、とても 愛情深くて あわれみ深い 神様です。
「主は 情け深く、あわれみ深く、怒るのに おそく、恵みに 富んでおられます。」(新改訳聖書、詩篇 145:8)
聖書には、神様から 恵みを いただいた 人々の 物語が たくさん 書かれています。
「族長たちは ヨセフを ねたんで、彼を エジプトに 売りとばしました。しかし、神は 彼と ともに おられ、あらゆる 患難から 彼を 救い出し、エジプト王 パロの 前で、恵みと 知恵を お与えに なったので、パロは 彼を エジプトと 王の 家全体を 治める 大臣に 任じました。」(新改訳聖書、使徒の 働き 7:9-10)*1*
「少年サムエルは ますます 成長し、主にも、人にも 愛された。」(新改訳聖書、サムエル記 第一 2:26) サムエルは、神様を 愛し、周りの 人たちへの 祝福と なれるよう 最善を つくす、従順な 子どもだったようです。それで、神様も サムエルを 祝福し、恵みを 注がれたのですね。*2*
「ダビデ(王)は 神の 前に 恵みを いただき、」(新改訳聖書、使徒の 働き 7:45)*3*
「すると み使いが 言った。『こわがることは ない。マリヤ。あなたは 神から 恵みを 受けたのです。』」(新改訳聖書、ルカの 福音書 1:30)*4*
ほかにも、神様の 恵みについて 書かれた 聖書の 節が あります。
「いつくしみと、まこととを 捨てては ならない、それを あなたの 首に 結び、心の 碑(板)に しるせ(神の み言葉を 勉強し、暗記しなさい)。そうすれば、あなたは 神と 人との 前に 恵みと、ほまれとを 得る。」(口語訳聖書、箴言 3:3-4))
「わたし(神の 知恵)を 見いだす 者は、いのちを 見いだし、主から 恵みを いただく。」(新改訳聖書、箴言 8:35)
「善人は 主から 恵みを いただく。」(新改訳聖書、箴言 12:2)
脚注:
*1* 創世記、第37章、39-41章
*2* サムエル記 第一、第3章
*3* サムエル記 第一、第16章 1-13節
*4* ルカの 福音書、第1章 26-37節