新約聖書に 出てくる 信仰の 人:おしみなく 与えた 少年
この お話の 一部始終は、ヨハネによる 福音書の 第6章 5-13節に 書かれています。
少年:(ぼくたち、もう 長いこと ここに いるから、イエス様は きっと、おなかが 空いてるんじゃ ないかな。)ぼくの お昼ご飯を、イエス様に 差し上げて ください。
アンデレ:少年が、大麦パン五つと 魚二匹を くれました。みんな、おなかが 空いています。こんなに 大勢の 人では、とうてい 足りませんね!
イエス様:みんなに、草の 上に すわるように 伝えなさい。
そこには、5,000人を はるかに こえる 人々が いました! 聖書には、5,000人の 男の人が いたと 書かれていますが、女の人や 子供たちが どのくらい いたかは 書かれて いません。
イエス様は、食べ物を 神様に 感謝すると、弟子たちに 渡しました。
イエス様:この 食べ物を、みんなが 食べられるように、配ってほしい。
弟子たちが 食べ物を 配り始めると、おどろいた ことに、全員に 十分 行き渡ったのです!
みんなが 食べ終わると、イエス様は 弟子たちに、残った 食べ物を 集めさせました。すると、パンと 魚の 残りが、12の かごに いっぱいに なったのです!
自分の 信仰による 行いが どんな 結果に なったかを 体験した 少年の 喜びは、どんなに 大きかった ことでしょう!
少年:奇跡だ! ぼくが イエス様に 差し上げた ほんの 少しの お昼ご飯が、こんなに たくさんに なるなんて!