マイ・ワンダー・スタジオ
並外れた 豊かさ
水曜日, 9月 16, 2015

並外れた 豊かさ

 ぼくの 名前は、アマル。

 ぼくは、生まれて すぐ、奴隷として 人に 引き渡された。最初の 何年かは、やさしい 言葉を かけられた ことも めったに なくて、愛される ことが どんな ことか、知らなかった。

 だけど、宣教師の 女の 人が 来て、ぼくを 救出し、他の 宣教師さん達と いっしょに 運営している 児童養護施設に 連れて行って くれてから、すべてが 変わったんだ。

 ぼくは、それまで ひどい あつかいを 受けてきたので、最初は 宣教師さん達の ことも こわかったけど、宣教師さん達は ぼくを やさしく 世話してくれたので、だんだんと 安心できるように なった。

 宣教師さん達は、ぼくに 服や 食べ物や ねる 場所を くれ、ぼくが いて とても うれしいと 言ってくれた。奴隷だった 時も 服や 食べ物は もらったけど、宣教師さん達が 示して くれた やさしさは、全く ちがっていた。服を くれた 時は、にっこりと ほほえんで くれた。食べ物を くれた 時は、よく となりに すわって、ぼくと いっしょに 食べて くれた。

 遊んで いい おもちゃだって、あったんだ。ボールと バット、木を ほって 作った 馬や 手押し車なんかね。以前は、おもちゃなんて 手に した ことが なかった。

 学校の 中で 机に 向かって すわれる 場所も もらい、宣教師さん達が 読み書きを 教えて くれた。

 宣教師さん達は、とても 礼儀正しくて、やさしく して くれた。ぼくに 何か して ほしい ことが あれば、「~して ください」って 言うし、ぼくが お手伝いすると 「ありがとう」って 言って くれるんだ。

 ぼくが 宣教師さん達を 信頼するように なるのに、時間は かからなかった。すぐに 大好きに なったからね。初めて ハグしてもらった 時の ことは、今でも はっきりと 覚えて いるよ。ぼくは、そんな 愛を 感じた ことが それまで 1度も なかったんだ。その時、ぼくは 思った。こんな 暖かさを 一生 持ち続けたいと。

 ぼくは、とても 裕福な 少年に なった。たくさんの おもちゃや ぜいたく品が あったという 意味じゃ ないよ。おもちゃや 服は、ありふれた 物だけだったからね。食べ物は 十分に あったけど、養護施設には 子供が 大勢 いたから、食事は 簡素な ものだった。

 だけど ぼく達には、一番 大切な ものが たくさん あったんだ。ぼく達は、愛と 尊敬の 気持ちに 満ちていた。中でも 最高だったのは、その 愛の 源を 教えて もらった ことだ。それは、イエス様と、神様の み言葉だよ!

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タグ: 宣教師, 祝福