を かける
毛糸の 人形を 作りながら・・・
サラ:お母さん。私、キムの そばに いるのが いやな 時が あるの。
サラのお母さん:どうして、サラ? キムは お友達でしょ。
サラ:キムって 時々、意地悪な ことを 言うのよ。
キム:私の ブラウスの ほうが、サラのより ずっと かわいいわ。
サラのお母さん:サラ、キムは 意地悪で そんなこと 言うんじゃ ないと 思うわよ。
サラ:だけど、キムの 言うことで、時々 いやな 気分に なるのよ。
サラのお母さん:でも、だれかが あなたの 気持ちを 傷つけるような ことを した 時に ゆるすのも、愛を 示す ことだわ。ゆるす ことが、愛なの。キムとの 会話を、イエス様に 助けてもらえるように 祈りましょうか。
「もしも、あなたがたが、人々の あやまちを ゆるすならば、あなたがたの 天の 父も、あなたがたを ゆるして下さるであろう。」*1*
サラのお母さん:イエス様、どうか、サラが 友達の キムとの 会話で 知恵を 用いることが できますように。
サラ:イエス様、キムが 友達で あることを 感謝します!
サラ:私が キムを ゆるし、彼女の 言ったことで 過敏に ならないように 助けてくださることを 感謝します。
サラ:祈ってる 時に 思い出したんだけど、キムの お父さんは、出張で 2週間 留守なの。
サラのお母さん:助けを 求めて 祈った おかげで、イエス様は、キムに 対して がまん強く なるのが 大事だって 示すことが できたのね。
サラ:お父さんが いなくて さびしがってるから、キムが 元気に なれるような ことが できたら いいな。
サラのお母さん:とても いい アイデアね、サラ!
たがいに 重荷を 負い合いなさい。そうすれば、あなたがたは キリストの 律法を 全うするであろう。*2*
サラ:お父さんが、だれかの 重荷を 負う 一つの 方法は、祈ってあげる ことだって 言ってたわ。
サラ:イエス様、どうか、私が もっと 他の人達の 必要について 考えられますように。キムを 元気づけ、お父さんが いなくて あまり さびしい 思いを しないで 済みますように。私も、何か キムの 力に なれますように。
キムの 家では・・・
キム:お父さんが いたら、いっしょに 遊んで もらえるのになぁ。いっしょに 遊ぶ 人が いないんだもの。
キムのお母さん:キム、さびしいのね。私もよ。
キム:お父さんが いれば、すごく 楽しいのに!
キムのお母さん:サラを 家に 呼んだら どうかしら。
キム:サラは、私と いっしょに 何か するの、いやかも。
キムのお母さん:ふ~む。橋を かけることについて、読んだわよね?
キム:「人々が さびしいのは、他の人達に 手を 差し延べる 橋を かける 代わりに、自分の 周りに 壁を 築いているから。」
キムのお母さん:サラと いっしょに いる時、思いやりを 持って やさしく してあげてる? サラと いる時、あなたは 時々、自分の ことばかり 話しているようだけど。
キムのお母さん:例えば 昨夜、サラの 家族と いっしょに 食事していた 時、あなたは フラフープが どんなに 上手か 話してたわよね。
キム:私ね、フラフープを 5分も 続けられるのよ!
キムのお母さん:でも、サラは フラフープが 苦手だわ。サラに とっても 楽しいことを 話すほうが 親切だったんじゃ ないかしら。
キム:サラよりも 自分の ことばかり 考えてたら、自分の 周りに 壁を 築いてるってこと?
キムのお母さん:この場合は そうね。あなたの 自慢話で、サラは いやな 気分に なったでしょうに。
キムのお母さん:だけど イエス様は、あなたが サラの 方に 「橋」を かけるのを 助けてくださるわ。あなたたちが より良い 友達に なれるようにね。イエス様に 助けを お願いしたいかしら?
キム:イエス様、友達の サラを 感謝します。私が、もっと 思いやりのある 友達に なれるように、助けてください。
キムのお母さん:周りの 人達に もっと 思いやりを 持てるように 助けてくださる ことを 感謝します。どうか、キムが サラとの 友情を 改善できますように。
キム:イエス様、このことで 助けてくださる ことを 感謝します。
キムのお母さん:サラと いる時、イエス様が 彼女を 見るように あなたも 見れるように 祈ってね。愛という メガネを 通して 見れるようにね。
その後
キム:(イエス様、友達を 愛することを 教えてくださって、ありがとう!)
サラ:(イエス様、キムを 元気づけるのを 助けてくださって、ありがとう。)
人々に してほしいと、あなたがたの 望むことを、人々にも そのとおりに せよ。
自分を 愛してくれる 者を 愛したからとて、どれほどの 手柄に なろうか。罪人でさえ、自分を 愛してくれる 者を 愛している。
自分に よくしてくれる 者に よくしたとて、どれほどの 手柄に なろうか。罪人でさえ、それくらいの 事は している。
また 返してもらう つもりで 貸したとて、どれほどの 手柄に なろうか。罪人でも、同じだけの ものを 返してもらおうと して、仲間に 貸すのである。
しかし、あなたがたは、敵を 愛し、人に よくしてやり、また 何も 当てに しないで 貸してやれ。そうすれば 受ける 報いは 大きく、あなたがたは いと高き 者の 子と なるであろう。いと高き 者は、恩を 知らぬ 者にも 悪人にも、なさけ深いからである。
あなたがたの 父なる 神が 慈悲深いように、あなたがたも 慈悲深い 者と なれ。*3*
サラと 弟の ダニー
サラ:ダニー、私の ハウスに その ブロックが 必要なの。
ダニー:今 使ってんだよ!
お母さん:おたがいに やさしく、ゆずり合うことを 忘れないようにね。そのほうが、楽しく 遊べるわよ。ローマ人への 手紙の 第12章10節を 覚えてる?
サラとダニー:「兄弟の 愛を もって たがいに いつくしみ、進んで たがいに 尊敬し合いなさい。」(口語訳聖書)
お母さん:その通りね。遊びを 続ける 前に、いっしょに 祈ったら いいわ。
サラ:イエス様、いっしょに 遊べる 弟の ダニーを 感謝します。どうか、私達が ゆずり合って 遊べますように。
与えよ。そうすれば、自分にも 与えられるであろう。人々は おし入れ、ゆすり入れ、あふれ出るまでに 量を よくして、あなたがたの ふところに 入れてくれるであろう。あなたがたの 量る その量りで、自分にも 量りかえされるで あろうから。*4*
ダニー:サラ、この ブロック、使って いいよ。
サラ:いいのよ、ダニー。あなたが 使えば いいわ。ボートには それが 必要でしょ。
サラ:私の ハウスには、別の ブロックを 見つけたから。
翌日
ダニー:いいよ、サラ。床は、ぼくが はくから。
お父さん:子供達が おたがいに 思いやりを 持っているのを 見るのは いいものだね。
お母さん:本当に そうね!
サラと ダニーと キムは、たがいに 思いやり、感謝の 気持ちを 積極的に 表すことを 学びました。
ヨハネによる 福音書の 3か所で、イエス様は 私達に、たがいに 愛し合うようにと 言っておられます。その 3か所を 見つけてみましょう。*5*
使徒パウロと ペテロと ヨハネも、使徒書簡の 中で、たがいに 愛し合うようにと 何度も 書いています。たがいに 思いやりを 持ち、感謝の 気持ちを 表し、気づかいを 示しなさいという ことですね。*6*
脚注:
*1* 口語訳聖書、マタイによる 福音書 6:14
*2* 口語訳聖書、ガラテヤ人への 手紙 6:2
*3* 口語訳聖書、ルカによる 福音書 6:31-36
*4* 口語訳聖書、ルカによる 福音書 6:38
*5* ヨハネによる 福音書、13:34-35、15:12と17
*6* ローマ人への 手紙 13:8、テサロニケ人への 第一の 手紙 4:9、ペテロの 第一の 手紙 1:22、ヨハネの 第一の 手紙 3:11と23、ヨハネの 第一の 手紙 4:7と ヨハネの 第二の 手紙 1:5。