マイ・ワンダー・スタジオ
アマールと マットの お話
水曜日, 2月 20, 2013

アマールと マットの お話

 昔、クリスチャンの 宣教師が 運営していた インドの 孤児院に、アマールという 男の子が いました・・・。

 ぼくたちの 孤児院では、簡素な マットの 上に シーツを しいて、その上で ねていました。毎週 ぼくたちは、そうじの 時間に シーツを はずして 洗い、マットは 外の さおに かけて、日に 干していました。

 ある時、ぼくたちの 何人かが、マットを 持ち上げて さおに 干すのを なまけて、外の きたない 地面の 上に、 そのまま 置いていってしまいました。

 ちょうど その日、孤児院の 後援者の 一人である ディワンさんが やって来ました。そして、ぼくたちの 世話を してくれていた クリスチャンの 宣教師の 一人、エイミー先生に、何か 必要な ものは あるかと たずねていました。そこで エイミー先生は、ぼくたちの マットが 古くなったので、新調したいと 話しました。

 ディワンさんは 孤児院を 訪ねに 来ると、決まって いつも、構内を 歩き回って、みんなに あいさつしました。

 けれど 悲しいことに、たまたま この日、何枚かの マットが、無造作に 地面に 置かれていました。孤児院の 中を 見回っていた ディワンさんが、それに 気が 付きました。

 ぼくたちは みんな、とても 悲しくなりました。新しい マットが ほしかったからです。それで、イエス様が 下さった 物を きちんと 管理することの 大切さを 学びました。

 それ以来、ぼくたちは、マットを いつも きちんと さおに かけて 干すように なりました。そして、この お話には ハッピーエンドが あります。何ヶ月か たって、ディワンさんが また 訪ねて来られた時、ぼくたちの 一人一人に、ね心地の いい 新しい マットを 持ってきてくれたのです。彼は、本当に 親切でした。

エイミー先生:アマール、神様が 下さった 祝福に 対して 良い 管理者*1*に なるという 教訓を 学んだ 話を してくれて、ありがとう。

 そのほかに、あなたは 何の 管理者か、思いつけるかな?

*1* 「管理者」とは、ある 特定の 物を 世話したり 手入れする 人のこと。例えば、あなたは 自分の 持っている おもちゃの 管理者という ことが できますね。

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タグ: 子供のための物語, 祝福, 管理, 供給