マイ・ワンダー・スタジオ
葉っぱの 使命
水曜日, 7月 1, 2015

葉っぱの 使命

 大きな サトウカエデの 木から、きれいな 金色の 葉っぱが 落ちてきました。葉っぱは 風に 乗って、右に 左にと ゆられながら、ゆっくりと 地面に 着きました。今は 秋。カエデの 木が 葉っぱを 落とす 季節です。

 きれいな 葉っぱの ゴールデンは、仲間達と いっしょに 木の 枝の 上で 幸せな 時を 過ごしました。太陽の 光を さんさんと 受けて、カエデの 木に 養分を 送り、木が 美しく 立派に 成長するのを 助けました。今、ゴールデンと 仲間の 葉っぱ達は、森の 地面に 横たわっています。

 (これまで 神様は、ぼく達が 太陽の 力を 取りこんで、木が 樹液を 作るのを 手伝うように 用いてこられたよね。その 樹液が 来年の 春には 採取されて、おいしい シロップに なるんだね! 農夫の 息子さんが、その シロップを 朝食の ワッフルに かけて 食べるのが 大好きだって 言ってたなあ。今度は 地面の 上で、神様は どんなふうに ぼく達を 使ってくださるんだろう?)と ゴールデンは 思っていました。

 すると そこへ、農夫の 子供達が 2人、やって来ました。うれしそうに スキップしながら、手には 小さな バケツを 持って。冬の 間に 鳥達が 食べられるように、エサ台に 置く 種エサを 持って来たのです。ベツィの バケツから、エサの 一部が 地面に こぼれ落ちました。そして、ゴールデンの すぐそばまで 転がって来ました。すると そよ風が ふいてきて、ゴールデンを、転がってきた 種の 上に そうっと おしやりました。小さな 種と ゴールデンは、秋と 冬の 間、ずっと 寄りそっていました。

 春が やって来ました。今まで ゴールデンの かげで 守られていた 小さな 種は、緑色の 小さな 芽を 出しました。そして どんどん 成長すると、かわいらしい 黄色い 花を さかせました。長い 冬の間 ゴールデンが 守ってきた 小さな 種が、今では 見事な 花を さかせているのです。またもや 神様は、小さな ものや 小さな 行いを 用いて、この 世界に 美しい ものを もたらしてくださいました。

 ですから、たとえ あなたが 小さくても、この 世界を より良い ものに するために、神様が あなたを 用いることの できる 方法は いくらでも あるのです。

 あなたが 他の 人達を 助けられる 特別な 方法の 一つとは、神様の 愛が その人達の 暮らしに 表されるようにと、祈りの おおいを かけてあげる ことです。

 祈りを 通して、あなたは、他の 人達の 人生で 神様の 愛の 種が 成長し、花開いて、喜びを もたらすように お手伝いする ことが できるのです。

 「すべての 人々のために、願いと、祈りと、とりなしと、感謝とを ささげなさい。」(口語訳聖書、テモテへの 第一の 手紙 2:1)

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タグ: 祈り