旧約聖書物語:モアブの 若い 女性 ルツ
モアブの 地で 長年 暮らし、夫と 二人の 息子にも 先立たれた ナオミは、母国イスラエルの 故郷へ 帰ることに なりました。母国へ 帰る 旅には、ナオミの 息子の 妻だった 若い 女性が 同行しました。
ナオミは、二人の 義理の 娘たちには 自分の 国である モアブに とどまるようにと 言いましたが、ルツは、ナオミと いっしょに イスラエルに 行くことを 選びました。ルツは ナオミに こう 言ったのです。「あなたを 離れて 帰ることを わたしに 勧めないでください。わたしは あなたの 行かれる 所へ 行きます。あなたの 民は わたしの 民、あなたの 神は わたしの 神です。」
長い 旅路の 末に、ナオミと ルツは、刈り入れの 季節に ベツレヘムに 着きました。二人は 貧しかったので、ルツは、刈り入れの 終わった 畑へ 行って、残った 落ち穂を 拾いました。そこで ある日、ルツは ボアズに 会いました。ボアズは 畑の 持ち主で、ナオミの 亡くなった 夫の 親せきでした。
ボアズと ルツは たがいに 愛し合うように なり、まもなく 結婚することに なります。二人には、オベデという 息子が できます。オベデは、王ダビデの 祖父と なります。この 家族の 家系は 長く 続き、神様の 息子である イエス様という 特別な 子孫を 持つように なるのです。
この 美しい 物語は、ルツ記 第1~4章に 書かれています。読んでみましょう。
文:ディディエ・マーティン 絵:ディディエ・マーティン デザイン:ステファン・ミーラー
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