旧約聖書物語:ノアと 箱舟
アダムと エバの 子孫は、どんどん 増えていきました。
大勢の 人たちは、神様に 従うのを やめて、悪い ことを し始めました。人々が おたがいに 対して ひどい ことを しているので、神様は とても 悲しく なりました。これでは、神様が 人々のために ご計画されたような、愛に 満ちた 幸せな 生活を 送ることは できません。神様は、悪事を 行っている 人々を 止めようと 決意しました。
ただ一人、神様を 愛し、良い 行いを していた 人が いました。ノアという 人です。神様は ノアに、大きな 船を 作るようにと 言いました。そして、ノアと 妻と 3人の 息子たちと その 妻たち、それに 地上の 動物や 鳥たちから 選ばれた ものを、その 船に 住まわせるようにと 言われたのです。また、これから 地上全体を おおうような 大きな 洪水が 来るので、長い間 食べていけるだけの 十分な 量の 食べ物も 蓄えるようにとも 言われました。
箱舟と 呼ばれる その 大きな 船を 作るには、何年もの 年月を 要しました。洪水が 来る 前に その 準備を するのは、ノアと ノアの 家族にとって、大仕事と なりました。
創世記の 第6~8章には、ノアと その 家族に 何が 起こったのかが くわしく 書かれているので、読んでみましょう。
文:ディディエ・マーティン 絵:ディディエ・マーティン デザイン:ステファン・ミーラー
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