マイ・ワンダー・スタジオ
どっちの くつ下 が いい?
月曜日, 9月 25, 2017

どっちの くつ下が いい?

 アリビアは、新しい 緑色の 服を 着るのを 楽しみに していました。さっと 服を 着ると、お気に入りの ピンクの くつ下を はきました。そして 満足げに、朝食を 食べに 下に おりて 行きました。

 アリビアを 見て、お母さんが 言いました。「アリビア、新しい 服、にあってて かわいいわ。だけど、ピンクの くつ下が 緑色の 服と 合っていないわね。うす緑色の くつ下の ほうが 合うわよ。」

 「でも、ピンクの くつ下が 好きなの! どうして ピンクじゃ 合わないの?」と、アリビア。

 「そうね、色には、合う 色や、合わない 色が あるの。ピンクの くつ下は、ピンク色や、それに にた 色の 服に 合うのよ。」と、お母さんが 説明しました。

 アリビアは ちょっと 考えて みましたが、なっとくが いきません。そこで、ある ことを 思いつきました。正しい ほうを 選べるよう、イエス様に 助けて もらえば いいのです。

 アリビアは 自分の 部屋へ 行って、祈りました。「イエス様。お母さんは、くつ下が 服の 色に 合わないと 言っています。でも、わたしは お気に入りの くつ下を はきたいんです。どうしたら いいでしょうか?」

 祈ると、アリビアは じっと 耳を かたむけました。すると、心の 中で、静かに こう 言う 声が 聞こえました。「お母さんの 言う ことを 聞くのは、大切な ことだよね。お母さんは、君が 今まで 知らなかった ことを 教えて くれようと しているんだ。君にとって、一番 良い ものを 望んで いるんだよ。」

 それで アリビアは、お母さんが 言ったように、うす緑色の くつ下を はく ことに しました。ぱっと くつ下を はきかえると、また 下へ おりて 行きました。

 「まあ、くつ下を はきかえたのね。今度は 服に ピッタリだわ。」と、お母さん。

 「イエス様がね、お母さんは 助けに なりたいんだから、お母さんの 言う ことを 聞いたら いいって おっしゃったの。それでね、ピンクの くつ下は、明日、ピンクの ショーツと 合わせて はこうと 思ったの。」

 「それは ステキね! 正しい ほうを 選べるように、イエス様に 聞いたなんて、えらいわ、アリビア。何を 選ぶかは 大きな ことじゃ ないかも しれないけど、ちょっとした ことでも、立ち止まって イエス様の 声を 聞くように しているなら、これから もっと むずかしい ことについて 判断しなくては いけない ことが 起こった 時にも、役に 立つように なるのよ。」

「・・・静かに ささやく 声が 聞こえた。」(新共同訳聖書、列王記上 19:12)

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タグ: 子供のための物語, 神から聞く, 決断と選択