ミニ聖書物語:イエス様は 生きておられる!
マタイによる 福音書 28章と マルコによる 福音書 16章と ルカによる福音書 24章と ヨハネによる 福音書 20章に 書かれている お話の 再話
ある日の 夕方、イエス様は 祈るために、弟子たちと 連れ立って、エルサレム市の 外にある 庭園に 出かけて行きました。
すると とつぜん、何人もの 兵士たちが やって来ました。兵士たちは イエス様を たいほし、連れて行ってしまいました。
イエス様は 死刑を 宣告されました。何も まちがった ことは していないのにです。イエス様は、わたしたち 一人一人への 愛の 贈り物として、死んでくださったのです。
イエス様が 死なれた 後、体は お墓に ほうむられました。
大きな 石が、その お墓の 入り口を ふさぐために 置かれました。
二人の 兵士が、イエス様の お墓の 前に 立って、見張りを していました。
けれども、お話は ここで おしまいでは ありません。三日たった 後、すばらしい 奇跡が 起きました。天使が 現れて、その 石を どけたのです!
兵士たちは こわくなって、逃げ出しました。
イエス様の 友だちであった 女の 人たちが、イエス様の お墓参りに やって来ました。
けれども、お墓の 中を 見ると、イエス様の 体が なくなっています!
「こわがらないでください。」と、天使が 言いました。「イエス様は、ここには おられません。イエス様は、死から よみがえられたのです!」
イエス様の 友だちは、とても うれしくなりました! すぐに そこを 立ち去って、弟子たちに そのことを 伝えに行きました。
ペテロと ヨハネは その話を 聞いた 時、どう 考えたら いいのか わかりませんでした。それで、彼らも お墓に 走って行きました。
おどろいたことに、お墓は 空っぽでした! (イエス様の 体は 一体 どこへ 行ってしまったのだろう?)と 二人は 思いました。
ペテロと ヨハネは 家に もどって行きましたが、マグダラの マリヤは お墓に とどまって、泣いていました。イエス様が おられなくて さびしかったのです。「あなたは、どうして 泣いているのですか?」と、男の 人が たずねました。
マグダラの マリヤは、その 人が 庭師かと 思いました。それで、彼に たずねました。「イエス様を、どこへ やったのですか? お願いです。教えてください。」
「マリヤ。」と、イエス様が 言いました。「わたしは ここに いるよ。みんなの ところへ 行って、わたしが 生きている ことを 伝えてほしい!」 マグダラの マリヤは、イエス様に 会えて 大喜びでした!
マリヤは、イエス様が よみがえられたという 良い 知らせを みんなに 伝えるために、できるだけ 速く 走って行きました。
その日の 夕方、弟子たちが 集まっていると・・・
・・・とつぜん、みんなの 前に イエス様が 現れました!
イエス様は しばらくの間 弟子たちと いっしょに いて、多くの ことを 教えられました。みんな、また イエス様と いっしょに いることが できて、大喜びでした。
まもなく、イエス様が 天国の 父の 元へ もどらなくてはならない 日が やって来ました。イエス様は 弟子たちに 言われました。「全世界に 出て行って、わたしについての 良い 知らせを みんなに 伝えなさい。」
また、イエス様は こうも 言われました。「そして、心配しては いけないよ。わたしは いつも、霊の うちでは みんなと いっしょに いるからね!」
その後、みんなの 目の 前で、イエス様は 天に もどって行かれました。父である 神様の 元へ 行かれたのです!
毎年 イースターの 日には、イエス様の 復活と、死を とおして イエス様が わたしたちに 下さった すばらしい 救いの 贈り物を、お祝いします。イエス様は、生きておられるのです!
終わり