世界を より良く するには?
だれにでも、世界を より良く することは できるんだ。君にもね! 一番 いいのは、まず、自分に 何が できるのかを 見つけること。周りの だれかの 1日を、より 気持ちよく、幸せな 気分に してあげられる ことを さがしてみよう。
アリーナ:お父さん、お母さん。お昼が すんだら、近所の 人たちに、わたしたちの クラブの ことを 話しに 言っても いい? 保護施設の 動物たちを 助けている ことを 話したいの。
お父さん:それは いい 考えだね。
ギャビン:もしかしたら、手伝いたいって いう 人が いるかもよ。
お母さん:エマさんが 印刷してくれた チラシが 車の 中に あるわ。
テディ:へぇ。動物保護施設の 手伝いかぁ・・・面白そうだな。
君の 住んでいる 場所で できる ことが、何か あるものだよ。
アリーナ:こんにちは! わたしたち、「お手伝いキッズクラブ」の 者です。今日は、動物保護施設の お手伝いで ボランティアを しているんですけど、みなさんに、動物用品で 寄付していただける 物が ないか、たずねています。
ギャビン:古い 毛布や タオル、ドッグフードや キャットフード、動物用の おもちゃなどなんですけど。
老婦人:まあ、それは すてきな お手伝いの 方法ね! 明日 立ち寄って もらえるなら、いくつかの ものを まとめておくわよ。
テディ:ふぅ~ん。それなら ぼくにも できるかな?
アリーナ:ジョシーズカフェの エドモンドさんは、お店の 収益の 一部を 動物保護施設に 寄付してくださるんです。金曜日に そこで 食事を すると、その お手伝いが できますよ。これは、その 説明の チラシです。
エドモンドさん:ありがとうよ、アリーナ。何が できるか、考えてみると しよう。
君が お手伝いして どんなに 幸せな 気持ちに なったかを 見れば、他の 人に とっても、同じ ことを して 世界を より良く する お手伝いを してみようという はげみに なるよ。
ギャビン:あれ、友だちの テディが いる。テディも 「お手伝いキッズクラブ」に 入りたいかな。
アリーナ:聞いてみましょうよ。
アリーナ:エマさんが、世界を 変えた 人たちの お話を 読んでくれてるの。とっても 面白いのよ。マザー・テレサ*1*についての お話は、わたしの お気に入りよ。
ギャビン:動物保護施設に 行くのは、すごく 楽しいんだ。みんなが どんなふうに 動物たちの 世話を しているか、学べるんだよ。それから、ぼくたちは 障害の ある 子供たちの 家族の お手伝いも するんだ。困っている 家族のために、食料品や 贈り物を 用意するんだよ。
テディ:へえ! すごく 楽しそうだね!
「はっきり 言っておく。わたしの 兄弟である この 最も 小さい 者の 一人に したのは、わたしに してくれた ことなので ある。」(新共同訳聖書、マタイによる 福音書 25:40)
いっしょに、世界を 変えていこう。すぐに 大きな 変化は ないかも しれないし、毎日 コツコツ 働きかけなければ ならないけれど、そのうち 物事は 変わってくるよ。君の する ことが、その 変化を もたらすんだ! だれかの 1日を 明るく したり、気持ちを 引きあげて あげられたりね。だから、だれかの 必要を 満たしてあげよう。
アリーナ:友だちの アンバと ジャダにも、「お手伝いキッズクラブ」の こと、教えて あげたいわ。
テディ::そうだね、手伝ってくれる 人は 多いほうが いいものね。
アリーナ:あなたたちが クラブに 入ってくれると すごく うれしいんだけど。
アンバ:ぜひ 入りたいわ。お父さんと お母さんに 聞いてみるわね。
ジャダ:わたしも。クラブの ことが 分かるように、チラシを お父さんと お母さんに 見せるわ。
君の 住んでいる 地域でも、何か お手伝いできる ことが ないか、お父さんや お母さんに 聞いてごらん。努力は 必要だけれど、ことわざにも あるからね。「どんなに 小さな 親切でも、決して むだに なる ことは ない。」*2*
君にも できる。世界を より良く できるんだ!
脚注:
*1*マザー・テレサ(1910-1997年)、カトリックの 修道女。神の 愛の 宣教者会を 設立。インドの カルカッタで、貧しくて 困っている 人たちや 病気で 苦しんでいる 人たちを 助けるために 人生を 捧げた。
*2*イソップ